GLOSSARY / 水商売用語

キャストバックきゃすとばっく

業務・経営用語水商売(ナイトワーク全般)

キャバクラ・ガールズバー・スナック・ラウンジ・ホストクラブなどで、キャストの基本時給とは別に、売上への貢献(指名・同伴・ドリンクやボトルの注文など)に応じて支払われる歩合給・インセンティブの総称。

定義

キャバクラ・ガールズバー・スナック・ラウンジ・ホストクラブなどで、キャストの基本時給とは別に、売上への貢献(指名・同伴・ドリンクやボトルの注文など)に応じて支払われる歩合給・インセンティブの総称。給与はおおむね「時給(固定またはスライド)+各種バック −諸経費・税」で構成され、バックを積み上げるほど収入が伸びる仕組み。現場では単に「バック」と呼ぶことが多く、「キャストバック」はそれをキャスト視点で明示した言い方で、夜レジでは中核機能名としても使われている。指名バック・同伴バック・ボトルバック・ドリンクバックなど種類が多く、店舗ごとに単価や率の設定が異なるため、計算が煩雑になりやすいのが実務上の特徴。

読み・由来

読み:きゃすとばっく

「バック」は、売上からキャストへ“バック=back/還元”される歩合給を指す業界用語で、英語の back(返す・還元する)に由来すると解釈されている。ただし明確な初出や歴史的経緯を示す一次資料は確認できず、水商売特有のスラングとして定着したもの。「キャストバック」はその「バック」をキャスト主体で言い換えた表現。

使い方(例)

「うちの店、本指名バックは1本1,500円、ボトルバックは売上の20%でやってるよ」「同伴つけてから出勤すれば、同伴バックと指名バックの両方が乗るから一気に稼げる」「キャストバックの計算が手作業で毎月地獄だったけど、夜レジ入れてから自動になった」

業態による違い

同じ「バック」でも業態で構造が変わる。キャバクラ=指名・ボトル・同伴バックが収入の柱で、高級店ほど率が高い。ラウンジ=キャバクラに近く指名・同伴・ボトル系が中心。ガールズバー=ドリンクやフードのバックが中心で金額は控えめ、売上連動インセンティブがメイン。スナック=小規模・常連中心でバック制度がシンプル、または設けない店もある。ホストクラブ=個別のバックより総売(小計)に対する歩合率(40〜60%、スライドで最大80%近く)が主流で、仕組みそのものが異なる。夜レジ側はこの業態差を、商品マスタの指名別バック単価・率設定・店舗ルール(例:延長で指名成立)で吸収する設計になっている。

夜レジでの扱い

夜レジでは「キャストバック自動計算(5種)」を主力機能として、ライト(¥9,800・バー/スナック専用)とスタンダード(¥29,800・全業種)の両プランに搭載している。手作業だと毎月の地獄になりがちなバック計算を、現場のルールに合わせて自動化するのが狙い。

【5系統】(1)指名バック=場内指名/本指名/同伴の指名ごとに「単価(円)×回数」。(2)延長バック=フル/ハーフ延長で発生し、「延長して初めて指名バックが成立」する店舗ルールにも対応。(3)オーダー(商品)バック=ドリンク等の注文で発生し、商品マスタに場内/本指名/同伴/フリーの指名別バック単価を持てる(業界でいうドリンクバックはここに内包)。(4)本指名売上バック=本指名キャストに「卓の売上ベース×バック率」で還元。(5)ボトルバック=ボトル等の売上に対し率(店舗設定)または商品ごとの固定額。

【均等割り】本指名キャストがいないフリー卓のボトルバックは、その卓についた場内指名キャスト全員で均等分配(例:ボトル¥60,000を場内A/B/Cの3人で均等割り)。複数本指名の卓の売上ベースも本指名キャストで均等割りし、この時点では丸めず、スタッフ別に全卓を累積→最後に1回だけバック率×累計を丸めることで二重丸め誤差を防ぐ。

【本指名売上の集計4パターン】小計(注文金額そのもの)/合計(注文金額+サービス料)/利益(注文金額−原価)/小計(除外)(指名料や個別バック対象商品を除いた小計=二重バック防止)から選択。

【スライド時給】その日の時給=max(本指名売上ベース時給, ポイントベース時給, 保証時給)。月単位では労働時間で加重平均。

詳しい計算ロジックは機能ページ「キャストバック自動計算」(/reji/features/cast-back/)で、プランごとの搭載範囲は料金ページ(/reji/pricing/)で確認できる(リンクは各ページ公開後に有効化)。

相場・注意点

相場はキャバクラを中心とした目安で、地域・業態・客層・時期で大きく変動する(出典は業界解説サイトやブログ等で一次統計ではないため、実額は店舗ごとに要確認)。●本指名バック=1本500〜2,000円(指名料の25〜50%程度。高級店はそれ以上) ●場内指名バック=0〜1,500円(本指名の半額程度が目安) ●同伴バック=2,000〜5,000円(同伴料金がほぼ全額バックの店も多い) ●ボトルバック=ボトル価格の10〜30% ●ドリンクバック=1杯200〜500円(本指名客限定の店も多い) ●本指名売上バック=売上の3〜15%(高級店・歩合重視店では10%超のことも)。 注意点として、「キャストバック」という語自体は業界の定型用語ではなく、現場では単に「バック」と呼ばれることが多い点、また夜レジの5系統(指名/延長/オーダー商品/本指名売上/ボトル)と業界で一般に列挙される分類(本指名/場内指名/同伴/ボトル/ドリンク/売上/フード等)は切り口が異なり1対1で対応しない点に留意したい。給与体系は店舗ごとに大きく異なるため、入店前に時給・各バックの単価/率・諸経費の天引き条件まで具体的に確認するのが王道。

よくある質問

「キャストバック」と「バック」は同じ意味ですか?
ほぼ同じものを指します。現場では単に「バック」「キャストへのバック」と呼ぶことが多く、「キャストバック」はそれをキャスト視点で明示した言い方です。夜レジでは、バックを自動計算する中核機能の名称としても使われています。
バックにはどんな種類がありますか?
代表的なのは指名バック(本指名・場内指名)、同伴バック、ボトルバック、ドリンクバック、本指名売上バック、延長バックなどです。種類や単価・率は店舗ごとに異なります。夜レジでは指名/延長/オーダー(商品)/本指名売上/ボトルの5系統で整理し、ドリンクバックはオーダー(商品)バックに、場内指名・本指名・同伴は指名バックにまとめて扱います。
本指名がいない卓のボトルバックはどう分けますか?
夜レジでは、本指名キャストがいないフリー卓のボトルバックは、その卓についた場内指名キャスト全員で均等割りします(例:ボトル¥60,000を3人なら1人¥20,000相当)。複数本指名の卓も売上ベースを均等割りし、丸め処理は最後に1回だけ行って誤差を防ぎます。
出典(12件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

水商売の現場を、夜レジで。

指名・バック・会計・給与まで水商売専用に自動化。月額29,800円・初期0円。