YORUNO POS ── 機能 / キャストバック

キャストバック自動計算

本指名・場内指名・同伴・延長・ボトルなど5種類のバックを、会計と同時に自動で振り分け・集計。「本指名のいない卓の配分」も「成績で上がるスライド時給」も、設定どおりに正確に計算します。

✓ 全機能に含まれる(月額29,800円・税込)
夜レジのバック種別マスタ画面。本指名・場内指名・同伴・延長・ボトルなど14種類のバック設定が支払額・バック額・ポイントつきで一覧表示されている
実際の管理画面「バック種別」── 指名・延長・料金・バック額・PTを種別ごとに登録

① キャストバック自動計算とは

キャストバック自動計算とは、本指名・場内指名・同伴・延長・ボトルなどの「バック(歩合)」を、会計を打つと同時にキャストごとに自動で振り分け・集計する機能です。手計算やExcelを使わず、その夜のうちにバックが確定します。

水商売のバックは、指名の種類・延長の有無・商品・卓に座ったキャストの組み合わせで還元先と金額が変わります。夜レジは会計の確定(伝票クローズ)を起点に、登録した「バック種別」のルールへ会計内容を自動で照合し、誰にいくら付くかを計算します。

② 対応する5種類のバック

夜レジは「指名バック」「延長バック」「オーダー(商品)バック」「本指名売上バック」「ボトルバック」の5系統に対応。指名は場内・本指名・同伴・フリーを区別し、それぞれ率または固定額で設定できます。
バックの系統発生条件と計算
指名バック場内指名・本指名・同伴の指名ごとに発生。バック種別の単価(円)×回数。
延長バックフル/ハーフ延長で発生。「延長して初めて指名バックが成立」する店舗ルールにも対応。
オーダー(商品)バックドリンク等の注文で発生。商品マスタに場内/本指名/同伴/フリーの指名別バック単価を持てる。
本指名売上バック本指名キャストに、卓の売上ベース×バック率で還元(→⑤の集計パターン)。
ボトルバックボトル等の売上に対するバック。率(店舗設定)または商品ごとの固定額。卓の状況で配分が変わる(→④)。

バック種別は店舗ごとに何種類でも登録でき、指名区分・延長・料金・バック額・ポイントを自由に設計できます。

③ 会計と同時に、3フェーズで自動算出

会計を確定すると、夜レジは①指名・延長・商品バック → ②本指名売上の集計 → ③本指名売上バック・ボトルバック、の3フェーズでその卓の全キャストのバックを一括計算します。
  1. 会計時に指名・注文を入力場内/本指名/同伴、延長フル/ハーフ、ドリンク・ボトルを入力して会計します。
  2. 確定(伝票クローズ)が計算の起点会計確定の瞬間に、登録済みのバック種別ルールへ自動で照合します。
  3. 3フェーズでバックを確定指名・延長・商品バック→本指名売上の集計→本指名売上・ボトルバックの順で、卓の全キャスト分を一括で記録します。

会計を再オープンするとバックは自動で取り消され、整合性が保たれます。

本指名のいない卓のバックは?場内指名の全員で均等割り

本指名キャストがいない卓(フリー卓)のボトルバックは、その卓に着いた場内指名キャスト全員で均等に分配します。誰に・どう配るかを設定どおりに自動処理するため、手作業の按分や「揉め事」が起きません。

これは現場で最も揉めやすく、かつ競合のサービスがどこも明記していない論点です。夜レジは卓の状況で配分ルールを3つに分けて自動処理します。

本指名がいる卓

本指名キャストにバック(複数なら本指名キャスト間で均等割り)。

本指名のいない卓

場内指名キャスト全員で均等割り(店舗設定の場内バック率で算出)。

フリー卓(本指名なし)
ボトル ¥60,000
場内A場内B場内C
→ 3人で均等割り(設定率で自動配分)

⑤ 本指名売上の集計は「4パターン」に対応

本指名売上バックの「売上ベース」の数え方は店舗で割れます。夜レジは小計/合計(サービス料込)/利益(原価控除)/小計(個別バック発生分を除外)の4パターンに対応し、店舗のルールをそのまま再現できます。
集計パターン売上ベースの算出
小計注文金額(オーダー料)そのもの
合計注文金額+サービス料
利益注文金額−原価
小計(除外)指名料や個別バック対象商品を除いた小計(二重バック防止)
本指名が複数なら売上ベースを均等割り(この時点では丸めない)→ スタッフ別に全卓を累積 → バック率 × 累計最後に1回だけ丸め。セットごとに丸めると誤差が出るため、累計後に丸めます。

⑥ 成績で上がる「スライド時給」も自動

時給制キャストは、本指名売上ベース・ポイントベース・保証時給のうち最も高い額を日ごとに採用し、労働時間で加重平均してスライド時給を自動算出します。保証時給を下回りません。
その日の時給 = max(本指名売上ベース時給, ポイントベース時給, 保証時給)
月の時給 = 上記を労働時間で加重平均。条件は店舗ごとにルール式で自由設計できます。
夜レジのスライド時給設定画面。本指名売上ベース・ポイントベースの時給条件と保証時給が設定され、日ごとに最も高い時給が自動で採用される
実際の管理画面「スライド時給」── 売上・ポイント・保証から、その日いちばん高い時給を自動採用

給与・源泉・明細までの詳しい仕組みは キャスト給与・スライド時給 をご覧ください。

バック率を変えても、過去の給与はさかのぼらない

夜レジはバック率・料金などのマスタ値を「伝票・出勤の時点でコピーして凍結」します。あとから率を改定しても、過去の伝票・過去の給与は1円も変わりません。

「先月のバック率を直したら、確定済みのキャスト給与までさかのぼって変わってしまった」——これは賃金トラブルや不信の原因になります。夜レジは計算時点の率を記録する設計なので、改定は今日以降にだけ効き、過去は守られます。これも競合が一切触れていない、信頼の土台です。

⑧ 給与明細まで、一気通貫

計算されたバックは、時給・勤怠・交通費・源泉・厚生費とあわせて給与計算に反映され、報酬明細書として出力できます。バック計算だけで終わりません。
夜レジが出力する報酬明細書。勤怠・支給(各種バック)・控除(所得税額ほか)・支給額が記載されている
実際の出力「報酬明細書」── 勤怠・支給・控除(所得税額を含む)から支給額まで

⑨ 手書き・Excelの計算ミスが、なくなる理由

会計と同時にバックが確定するため、締め後にバックを再集計する必要がありません。伝票の入れ替わり・ドリンクの追記漏れ・関数の上書きといった、月末に発覚しがちなズレが構造的に発生しません。

さらに全操作・全変更は履歴(監査ログ)として記録されるため、「いつ・誰が・何を変えたか」を後から追跡できます。計算の透明性は、キャストへの説明責任を果たす土台にもなります。

⑩ なぜ一般POS(スマレジ等)ではバック計算ができないのか

一般的なPOSは「商品×点数の会計」を前提に作られており、指名・延長・本指名売上・ボトルといった水商売特有のバック構造や、卓をまたいだ按分・スライド時給を扱えません。夜レジは水商売専用に、この計算を中核として設計しています。
一般POS夜レジ
指名・延長・同伴バック非対応/手計算会計と同時に自動
本指名のいない卓の配分場内指名で均等割り
本指名売上の集計方法4パターンから選択
成績スライド時給自動(加重平均)

⑪ 業態別の対応

キャバクラ・クラブ・ラウンジ・スナック・ガールズバー・ホストクラブの、異なるバック体系に同一ロジックで対応します。設定だけで、お店のバックのルールを再現できます。

キャバクラ/ラウンジ

本指名・場内・同伴・延長が複雑に絡む卓も、会計時に指名を選ぶだけで自動集計。

クラブ・ホスト

シャンパン・高額ボトルのバック配分、本指名売上の集計方法も設定で吸収。

スナック/ガールズバー

シンプルなバック・少人数運用にも対応。バック対象範囲を絞った設定が可能。

⑫ よくある質問

キャバクラのバックには何種類あって、どう計算しますか?
夜レジは指名・延長・オーダー(商品)・本指名売上・ボトルの5系統に対応します。指名は場内/本指名/同伴を区別し、それぞれ率または固定額で設定。会計確定時に自動で振り分け・集計します。
本指名のいない卓(フリー卓)のバックは誰に配分されますか?
その卓に着いた場内指名キャスト全員で均等に分配します(店舗設定の場内バック率で算出)。手作業の按分は不要です。
本指名が複数いる卓の売上バックはどう分けますか?
売上ベースを本指名キャストで均等割りし、スタッフごとに全卓を累積してから最後に1回だけ丸めます(セット毎に丸めると誤差が出るため)。
本指名売上の集計方法(売上の数え方)は選べますか?
小計/合計(サービス料込)/利益(原価控除)/小計(個別バック除外)の4パターンに対応。店舗のルールに合わせて選べます。
バック率を途中で変更したら、過去の給与もさかのぼって変わりますか?
変わりません。夜レジはバック率を伝票・出勤の時点で凍結するため、改定は今日以降にだけ効き、確定済みの過去給与は1円も変わりません。
成績で上がるスライド時給も自動で反映できますか?
はい。本指名売上ベース・ポイントベース・保証時給のうち最も高い額を日ごとに採用し、労働時間で加重平均します。
給与明細(時給+バック−控除)まで自動で作れますか?
はい。バックは給与計算に反映され、勤怠・源泉・厚生費とあわせて報酬明細書として出力できます。
一般POS(スマレジ等)ではバック計算はできませんか?
一般POSは商品会計が前提で、水商売特有の指名・本指名売上・ボトルのバックや按分・スライド時給に対応していません。夜レジは水商売専用にこの計算を中核として設計しています。

本記事は夜レジの実際の管理画面・計算仕様に基づきます。著者:中込 洸(日富士貿易 代表/水商売向けクラウドPOS「夜レジ」統括)/会社情報特商法表記/最終更新:2026年6月

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