YORUNO POS ── 機能 / 会計・テーブル管理

会計・テーブル管理

セット・延長・指名・サービス料を入力なしで自動計算し、現金・カード・掛売が混ざった複合会計も割り勘も1画面で処理。卓グリッドからワンタップで会計まで、iPad1台で完結します。すべて1円単位の精度で。

✓ 全機能に含まれる(月額29,800円・税込)
夜レジのワンタップ会計画面。卓の利用時間・セット・延長・オーダー・サービス料が自動集計され、合計金額が表示されている会計確定画面
実際の管理画面「ワンタップ会計」── セット・延長・オーダー・サービス料を自動集計して合計を表示

① 水商売の会計は、なぜ普通のレジでは回らないのか

水商売の会計は「商品×点数」だけでは決まらず、セット時間・延長(フル/ハーフ)・指名カテゴリ・サービス料・卓に着いたキャストの組み合わせで金額が動きます。一般POSはこの構造を前提にしておらず、現金・カード・掛売が混ざる複合会計や1円単位の按分も扱えません。

キャバクラ・クラブ・ラウンジの1枚の伝票には、時間で課金されるセット、フル/ハーフの延長、場内・本指名・同伴の指名料、ドリンクやボトルのオーダー、そこに掛かるサービス料とカード手数料が同居します。さらに支払いは現金とカードと売掛(ツケ)が混ざり、1卓を複数人で割り勘することも珍しくありません。

Airレジやスマレジのような一般POSは「商品会計」に最適化されているため、セット時間・延長の2段階・指名カテゴリ別・本指名売上バック連動・掛売の台帳分離といった夜の店の運用を素直に表現できません。夜レジは水商売専用に、テーブル管理から会計確定までを一つの計算系として設計しています。

② 夜レジの会計・テーブル管理でできること

夜レジはテーブル管理(卓グリッド・利用中/空席/延長確認・席移動・別卓会計)から、セット・延長・指名・オーダーの自動計算、現金/カード/掛売の複合会計・割り勘・伝票分割、領収書発行までをiPad1台で完結します。
領域できること
テーブル管理卓グリッドで利用中/空席/延長確認を一覧。席移動・別卓(他テーブル)合算会計に対応。
料金の自動計算セット・延長フル/ハーフ・指名・オーダー・サービス料・カード手数料を会計時に自動集計。
支払い現金/カード/掛売の複合会計、1卓の割り勘、1枚の伝票の分割精算。
卓の操作席移動、別卓会計、VIPルーム・個室のVIPチャージ。
証憑領収書(宛名・但し書き入力)・レシート発行。

データは 席 → 伝票 → 明細(セット/指名/注文)+ 支払行 の4階層で整理されます。卓ごと・1日ごとの伝票として記録されます。

③ セット・延長・指名・サービス料を、入力なしで自動計算

セット料金は時間帯・人数・男女別の料金マスタから、延長はフル/ハーフの2段階で自動計算。サービス料は各オーダーに掛かる料率を中間値のまま合算してから丸めるため、ズレません。会計時にキャストが金額を計算する必要はありません。

夜レジの料金マスタは、時間帯(開始・終了時刻)と人数の組み合わせに対し、男女別のセット料金/延長フル/延長ハーフを「料金+時間」で個別に持てます。終了時刻は '25:00' のような表記で深夜跨ぎにも対応します。

合計金額 = セット + 延長 + オーダー料 + サービス料 + カード手数料 − 割引 + 別卓会計(店舗の丸め方式で処理)。
サービス料 = Σ(各オーダーの料金 × サービス料率)。各明細の中間値を 高い精度 で保持し、合算してから1回だけ丸めます。
  1. 卓を開けて時間帯・人数を確定時間帯・人数・男女に応じたセット料金が、料金マスタから自動で当たります。
  2. 延長・指名・オーダーを入力延長はフル/ハーフの2段階。指名は場内/本指名/同伴を区別して入力します。
  3. 会計でサービス料・手数料まで自動集計サービス料・カード手数料・割引まで含めて合計を算出し、ワンタップで確定できます。

「延長して初めて指名バックが成立する」といった店舗ルールにも対応します。延長は キャストバック自動計算 とも連動します。

④ 現金・カード・掛売の複合会計と、割り勘・伝票分割に1画面で対応

現金・カード・掛売が混ざった会計も、1枚の伝票に複数の支払行として整合的に記録します。1卓の割り勘は同一伝票に複数支払行を立て、伝票分割は明細を「論理削除→新規追加」で組み替えます。
夜レジの複合会計画面。1枚の伝票に対して現金・カード・売掛(掛売)の支払方法を組み合わせて入力し、合計と内訳が表示されている
実際の管理画面「複合会計」── 現金/カード/売掛を組み合わせ、1伝票に複数の支払行として記録

「現金で一部、残りはカード」「3人で割り勘」「1枚の伝票を人数分に分けて精算」——夜レジはこれらを専用の画面でなく、通常の会計フローのまま処理します。夜レジの会計保存は、伝票ヘッダ+明細+支払行を一括でまとめて保存するため、途中で片方だけ保存されて数字がズレる、という事故が起きません。

明細の修正は「論理削除→新規追加」方式で、過去の状態を残したまま組み替えます。なお、バック計算との整合性を守るため、伝票への直接編集は禁止し、必ず正規の保存処理を通します。これは「会計を直したらバックや給与の数字が後から崩れた」を構造で防ぐための設計です。

複合会計

現金・カード・掛売を1伝票に複数の支払行として記録。内訳が明確に残ります。

割り勘・伝票分割

同一伝票に支払行を複数。1枚を人数分に分けても、合計の整合は保たれます。

⑤ 席移動・別卓会計・VIPチャージ──夜の店ならではの卓操作

利用中・空席・延長確認が見える卓グリッドから、席移動や別卓(他テーブル)との合算会計が行えます。VIPルーム・個室のVIPチャージは、人数に依存する/しない・2セット目以降は掛けない、まで設定できます。

客の卓移動、合流による別卓合算、VIP個室のチャージ——一般の商品会計POSが想定しない操作も、夜レジは卓管理の標準機能として備えています。VIPチャージは席マスタの 卓の設定 と料金マスタで管理し、人数依存/非依存・2セット目以降なしといった店舗ごとの運用差をそのまま再現できます。

卓A 利用中→ 席移動 →卓B(VIP)別卓C を合算
→ 1会計にまとめて精算(VIPチャージは設定どおり自動付与)

1円単位の精度と、店舗ごとの丸め設定(切上/切捨/四捨五入)

夜レジは金額を整数(円)、料率を小数、サービス料の中間値だけを高い精度で保持し、合算してから1回だけ丸めます。丸め方式(切上/切捨/四捨五入)と桁(1円/10円/100円単位)は、顧客支払い用とスタッフ支払い用で別々に設定できます。

これは競合のサービスがどこも触れていない論点です。サービス料やバックを「明細ごとに丸めて足す」と、件数が増えるほど誤差が積み上がります。夜レジは中間値を高精度のまま保持し、最後に1回だけ丸めることで、この誤差を構造的に防ぎます。システムの作り直しの際にも「1円単位の精度」を要件として担保しています。

項目夜レジの扱い
金額整数(円)で保持
料率小数で保持
サービス料の中間値高い精度 で保持し、合算後に1回だけ丸め
丸め方式切上/切捨/四捨五入 × 1円/10円/100円単位
適用先顧客支払い用とスタッフ支払い用で別々に設定可

料金を改定しても、過去の会計は1円も変わらない

夜レジは会計確定の時点で、料金・サービス料率・税率などのマスタ値を伝票にコピーして凍結します。あとからセット料金やTAX率を改定しても、過去の伝票・過去の売上・過去の給与は1円も変わりません。

「料金を上げたら、先月の数字まで狂った」——これは経営者にとって最大級の不安です。夜レジは会計確定の瞬間に、店舗マスタから伝票へ料金・税率・サービス料率をコピーして固定します。改定は今日以降の会計にだけ効き、確定済みの過去は守られます。

これは料金だけでなくバック率・税率にも共通する夜レジ全体の設計思想であり、競合の「機能名だけ」のページには書けない一次仕様です。

⑧ 全操作を記録するから「言った・言わない」の会計トラブルを防げる

夜レジは全モデルを1:1でミラーした監査ログと、アクセスログ(誰が・いつ・どの画面で・何を・成功可否)で会計操作を記録します。伝票の削除も論理フラグで履歴を残すため、「言った・言わない」のトラブルや誤操作からの復元、改ざん検知に対応できます。

カードへのTAX・サービス料の上乗せは、客との「ぼったくり疑念」やクレームの種になりがちです。夜レジは会計の履歴がすべて残るため、「いつ・誰が・何を変えたか」を後から追跡でき、トラブル時に客観的な記録で説明できます。削除は実際にデータを消すのでなく、表示を切り替えるフラグで履歴を保全します。

会計の透明性は、客への説明責任だけでなく、改正風営法・税務対応・内部不正対策の土台にもなります。詳しくは 権限・監査ログ をご覧ください。

⑨ 掛売(ツケ)は、当日の現金売上と構造的に分離

掛売は支払区分「掛売」として記録すると同時に、店舗台帳へ「現金入金・金額0・用途=掛売」の行を生成し、当日の現金には計上しません。日報では売掛金を別集計し、総売上=現金+カード+売掛として把握できます。

「手持ちが足りないからツケで」という実務に、夜レジは最初から対応しています。掛売分を当日現金と混ぜてしまうと、レジの現金が合わなくなります。夜レジは掛売を記録した時点で台帳上は現金0・売掛として分離し、日報の生集計で 売掛金 を独立して算出します。

会計:掛売 ¥30,000当日現金には計上しない売掛金として別集計
→ 総売上 = 現金 + カード + 売掛

売掛の回収・管理の流れは 売上・売掛管理 をご覧ください。

⑩ 営業中の入力から、締め作業・給与計算まで一気通貫

夜レジは会計確定を全ての起点にしています。会計を締めた瞬間にキャストバック(指名/本指名売上/ボトル)を自動生成し、給与・分析まで連動。締め後にバックを再集計する作業が不要です。

会計確定の瞬間に、夜レジはその卓のバックを自動生成します。会計を再オープンするとバックは自動で取り消され、整合性が保たれます。つまり会計→バック→給与→分析が一本の流れでつながり、「会計を締めるだけで給与計算の素地まで整う」状態を目指せます。

締め後に伝票を見返してバックを手計算し直す、という月末の作業が構造的に発生しません。バック計算の詳細は キャストバック自動計算、給与・源泉までの流れは キャスト給与・スライド時給 をご覧ください。

⑪ 他の水商売POS・一般POSとの、会計機能の違い

他の水商売POSや一般POSの多くは「何ができるか(機能名)」までは語りますが、どう正確に計算するか・改定しても過去が壊れないか・監査できるか、には踏み込みません。夜レジは複合会計・1円精度・マスタ凍結・監査ログを一次仕様として提示します。
一般POS(Airレジ等)夜レジ
セット時間・延長フル/ハーフ非対応時間帯・人数・男女別マスタで自動
現金/カード/掛売の複合会計商品会計が前提1伝票に複数支払行で整合処理
1円単位の丸め設定言及なし方式×桁を顧客/スタッフ別に設定
料金改定しても過去が不変伝票時点でマスタ凍結
会計操作の監査ログジャーナル+アクセスログで全記録
掛売の当日現金からの分離台帳で構造的に分離

夜レジは実機(卓グリッド・ワンタップ会計・複合会計)の画面を根拠に提示できます。機能名だけのページとは、情報の深さが異なります。

⑫ よくある質問

水商売・キャバクラの会計は、普通のPOS(Airレジ・スマレジ)で対応できないのですか?
難しいのが実情です。一般POSは「商品×点数」の会計が前提で、セット時間・延長フル/ハーフ・指名カテゴリ別・本指名売上バック連動・掛売の台帳分離といった水商売特有の運用を素直に表現できません。夜レジは水商売専用に、テーブル管理から会計確定までを一つの計算系として設計しています。
セット料金・延長(フル/ハーフ)はPOSで自動計算できますか?人数や男女で料金が違っても大丈夫ですか?
できます。料金マスタが時間帯・人数の組み合わせに対し、男女別のセット料金/延長フル/延長ハーフを「料金+時間」で持ちます。延長はフル/ハーフの2段階で管理し、'25:00'表記で深夜跨ぎにも対応します。
現金とカードと売掛(ツケ)が混ざった会計や、1卓を複数人で割り勘する会計はできますか?
できます。現金/カード/掛売が混ざっても、1枚の伝票に複数の支払行として記録します。割り勘は同一伝票に複数の支払行を立てる形で処理し、合計の整合は保たれます。
1枚の伝票を人数分に分けて(伝票分割)精算できますか?
できます。明細を「論理削除→新規追加」で組み替える方式のため、過去の状態を残したまま伝票を分割・再編成できます。会計の保存処理が伝票ヘッダ+明細+支払行を一括でまとめて保存するので、分割の途中で数字がズレることがありません。
サービス料・TAX・カード手数料は自動で計算されますか?端数(1円)はどう処理されますか?
自動です。サービス料は各オーダーの料金×料率を中間値を高い精度のまま合算し、最後に1回だけ丸めます。明細ごとに丸めると誤差が積み上がるのを構造で防ぎます。丸め方式(切上/切捨/四捨五入)と桁(1円/10円/100円)は店舗設定です。
席移動や別卓(他テーブル)との合算会計、VIPチャージはできますか?
できます。卓グリッドから席移動・別卓合算会計が行え、VIPルーム・個室のVIPチャージは人数依存/非依存・2セット目以降なし、まで設定できます。
後から料金やTAX率を変更したら、過去の伝票の金額も変わってしまいませんか?
変わりません。夜レジは会計確定の時点で料金・税率・サービス料率を伝票にコピーして凍結します。改定は今日以降の会計にだけ効き、確定済みの過去の伝票・売上・給与は1円も変わりません。
掛売(ツケ)で帰った分は、当日の現金売上と分けて管理できますか?領収書は宛名・但し書きを入れて発行できますか?
掛売は支払区分「掛売」で記録すると同時に、店舗台帳へ「現金入金・金額0・用途=掛売」を生成し、当日現金に計上せず売掛として残します。日報で売掛金を別集計します。領収書はその場で宛名・但し書き(飲食代として等)を入力して発行でき、操作は履歴に残ります。なお税務上の最終的な取り扱いは、必要に応じて税理士にご確認ください。

本記事は夜レジの実際の管理画面・計算仕様に基づきます。著者:中込 洸(日富士貿易 代表/水商売向けクラウドPOS「夜レジ」統括)/会社情報特商法表記/最終更新:2026年6月。源泉所得税など税務の取り扱いは国税庁タックスアンサー No.2807 を参照のうえ、最終判断は税理士にご相談ください。

Start free

会計と締めを、1台のiPadで。

会計・テーブル管理は、月額29,800円(税込)の全機能に含まれます。まずは1ヶ月、無料で。