YORUNO POS ── 機能 / 商品マスタ

商品マスタ

シャンパン・キャストドリンク・フードなど水商売のあらゆる商品を、カテゴリ・価格・原価・指名別バックまで一元管理。会計・売上分析・キャストバック・在庫まで、すべてこの商品マスタが起点になります。

✓ 全機能に含まれる(月額29,800円・税込)
夜レジの商品マスタ画面。シャンパン・ウィスキー・キャストドリンク等のカテゴリ別に、商品名・在庫・原価・商品金額が一覧で管理されている
実際の管理画面「商品マスタ」── カテゴリ・商品名・在庫・原価・売価を一覧で管理

① 夜レジの商品マスタでできること

夜レジの商品マスタは、店舗で扱うすべての商品(シャンパン・キャストドリンク・フード・セット料金・延長料金等)を、カテゴリ・価格・原価・指名別バックまで一元的に管理する機能です。会計・売上分析・キャストバック・利益計算のすべてが、ここに登録した値を起点に動きます。

商品マスタは「商品名」を登録するだけのリストではありません。夜レジは1商品ごとに、カテゴリ・売価・原価・指名別の4バック単価(場内/本指名/同伴/フリー)・本指名限定バック・ポイント加算まで持てます。会計で商品を打つと、これらの値が自動でバック計算・売上分析に流れるため、商品マスタを正確に組むことが「夜レジ運用の土台」になります。

② カテゴリ管理 ── シャンパン・キャストドリンク・フードを体系で分類

夜レジは商品をカテゴリ単位で管理します。シャンパン・キャストドリンク・ボトル・フード・セット料金・延長料金などをカテゴリで体系化することで、売上分析の軸・在庫管理の単位・バック計算のルール共有が容易になります。

商品カテゴリは店舗ごとに自由に設計できます。一般的には「シャンパン」「ウイスキー」「焼酎」「キャストドリンク」「ボトル」「フード」「セット料金」「延長」「指名料」などのカテゴリで管理します。カテゴリ単位での売上集計・原価集計が可能なため、利益率の高いカテゴリ・出ない商品を一目で把握できます。

  • カテゴリ別売上分析 どのカテゴリが売れているか、どこに利益が出ているかが見える。
  • カテゴリ単位の表示制御 注文画面ではカテゴリでグループ化、迷わず選べる。
  • 27品目を超える柔軟な追加 標準で27品目に対応、自店の独自商品も追加可能。

③ 価格と原価を1商品ごとに設定 ── 売価・原価を別管理して1円精度

夜レジは商品の売価と原価を別々に管理します。売価は会計に、原価は売上分析の利益計算に使われ、利益率(粗利)が商品ごとに正しく出ます。金額は整数(円)で1円単位の精度です。

「いくらで売っているか」だけ管理しても、利益率は分かりません。夜レジは商品マスタに原価フィールドを持ち、売上分析では 注文金額 − 原価 = 利益 として自動算出します。これにより、シャンパンのような高価格・高原価商品と、キャストドリンクのような低価格・利益率の高い商品を、同じ集計の中で比較できます。

セット料金や延長料金は商品ではなくセット定義として別管理ですが、これも夜レジの料金マスタで1円精度で管理されます(料金設定の詳細は 料金・税設定 を参照)。

④ 指名別の4バック単価設定 ── 場内・本指名・同伴・フリーで個別に

夜レジは商品1つに対し、指名の種類(場内指名/本指名/同伴/フリー)ごとに別々のバック単価を設定できます。たとえば「シャンパンを場内指名で出した時は2,000円、本指名なら3,000円」のような業界特有のルールを商品マスタにそのまま落とせます。

これは競合の薄いPOSにはない、夜レジ特有の細かさです。1つの商品が場内・本指名・同伴・フリーの4つのバック単価を別々に持てるため、会計時に「どの指名で出した商品か」が分かれば、夜レジは自動でその指名区分のバック単価を採用します。

商品「ドンペリ」
指名別バック単価
場内:2,000円/本指名:3,000円/同伴:2,500円/フリー:1,500円
会計時の指名区分で自動採用 → キャストバック確定

⑤ 本指名限定 backFee / points ── 本指名キャストにのみ追加報酬

夜レジは商品マスタに「本指名キャスト限定のバック額」と「本指名キャスト限定のポイント」を別途持てます。「この商品が出たら、本指名のキャストに3,000円バック + 1ポイント」のようなインセンティブを商品単位で設計できます。

本指名キャストには通常の指名別バックに加えて、商品ごとに backFee(追加バック額)と points(ポイント)を持たせられます。ポイントは スライド時給 のポイントベース時給の算定にも使われるため、「ボトルを売ったキャストの時給が上がる」というインセンティブ設計が可能です。

競合のPOSでは「バックは率で一律」「ポイント設計は別ツール」というケースが多く、商品マスタ・バック・ポイント・時給がここまで連動するシステムは限られます。

⑥ ボトル管理との連動 ── 売った瞬間に在庫・キープへ

商品マスタの「ボトル」カテゴリに登録された商品は、会計でボトルを売った瞬間に、顧客のボトルキープとして管理対象に入ります。配置場所・期限・残量と紐づき、再来店時のキープ提供までシームレスです。

ボトルキープ管理(顧客・ボトル・ヘルプ管理)は商品マスタと密に連動しています。商品マスタの銘柄情報がボトルキープレコードに紐づくため、「どの顧客がどの銘柄をいつキープしたか」を商品マスタの情報からそのまま追跡できます。期限切れ警告(既定14日前)・保管日数(既定90日)の自動計算も、この連動が前提です。

⑦ 商品マスタの改定と「過去不変」の原則

商品の価格・原価・バック単価を改定しても、過去の伝票・確定済みの給与・売上集計は1円も変わりません。夜レジは伝票・出勤の時点でマスタ値をコピー凍結する設計のため、改定は今日以降にだけ効きます。

「先月、シャンパンの値段を変えたら、確定済みの売上集計や給与までさかのぼって変わってしまった」——これは経営判断とキャストの信頼を同時に壊します。夜レジは商品マスタの値を会計時点でその時点の値をコピーするため、改定後も過去の数字は守られます。これは仕様書レベルで設計に組み込まれた「過去不変」の原則です。

同じ思想は キャストバック自動計算給与計算売上分析 でも一貫しています。

⑧ 監査ログで「いつ・誰が・どう変えたか」を全記録

商品マスタへの変更(追加・更新・削除)は、すべての操作を記録する監査ログに追記専用で記録されます。価格改定・バック率変更の履歴をすべて追跡でき、改ざんも検知できます。

商品の価格・原価・バック単価は売上と給与の根幹に直結します。これを「いつ・誰が・どう変えたか」が追えない運用は、内部統制の観点でリスクです。夜レジは商品マスタを含むすべてのデータの変更を監査ログに残すため、税務調査・トラブル時の説明責任に応えられます。詳細は 権限管理・監査ログ をご覧ください。

⑨ 業態別の商品マスタの組み方

業態によって、扱う商品の種類・バック体系が異なります。夜レジは同じ商品マスタの仕組みで、業態ごとの違いを設定で吸収します。

  • キャバクラ/ラウンジ シャンパン・キャストドリンク・フード中心。指名別の4バック単価を細かく設計。
  • クラブ・ホスト 高額シャンパン・コニャック・ヘネシーなどブランドボトル。本指名限定バック + ポイントでインセンティブ設計。
  • スナック/ガールズバー 商品数が少ない店舗でも、原価・バックの基礎データを正確に持つだけで売上分析・利益計算が正確に。

⑩ 一般POS(スマレジ等)の商品マスタとの違い

一般POSの商品マスタは「商品名・価格・原価」までです。指名別バック・本指名限定バック・ポイント・ボトルキープ連動といった水商売特有の項目はありません。夜レジは水商売専用にこれらを商品マスタの中核に組み込んでいます。
項目一般POS夜レジ
商品名・カテゴリ・価格・原価
指名別の4バック単価非対応場内/本指名/同伴/フリー
本指名限定の追加バック・ポイント非対応商品ごとに設定
ボトルキープ連動非対応商品マスタからキープへ
過去不変(伝票時点凍結)マスタ凍結で完全保護
監査ログ限定的全変更を追記専用記録

⑪ よくある質問

商品マスタにはどんな項目を登録できますか?
商品名・カテゴリ・売価・原価・指名別の4バック単価(場内/本指名/同伴/フリー)・本指名限定バック額・本指名限定ポイント・ボトル該当フラグなどを登録できます。会計・売上分析・キャストバック・利益計算の基礎データになります。
標準で何品目に対応していますか?追加はできますか?
シャンパン・キャストドリンク等を含む27品目を標準でカバーします。自店独自の商品も無制限に追加できます。カテゴリも店舗ごとに自由に設計できます。
指名別の4バック単価とは何ですか?
同じ商品でも、その商品を出したキャストが「場内指名」「本指名」「同伴」「フリー」のどれかでバック額が変わります。夜レジは商品ごとに4つの単価を別々に設定できるため、業界特有のバックルールを商品マスタにそのまま落とせます。
本指名キャストに追加のバックやポイントを付けられますか?
はい。商品マスタに本指名限定の追加バック額とポイントを設定できます。「ボトルを売ったキャストの時給が上がる」というインセンティブ設計が商品ごとに可能です。ポイントはスライド時給の算定にも使われます。
商品の価格・原価を改定したら、過去の売上や給与は変わりますか?
変わりません。夜レジは商品マスタの値を伝票・出勤の時点でコピー凍結します。改定は今日以降にだけ効き、確定済みの過去の伝票・給与・売上集計は1円も変わりません。
商品マスタの変更履歴は残りますか?
残ります。すべての操作を記録する監査ログに、商品マスタの追加・更新・削除がすべて追記専用で記録されます。誰がいつ価格を変えたかを後から追跡できます。
ボトルキープと商品マスタはどう連動しますか?
商品マスタの「ボトル」カテゴリの商品を会計で売ると、顧客のボトルキープとして自動的に管理対象に入ります。配置場所・期限(既定90日)・残量と紐づきます。
商品の利益率は自動で見られますか?
はい。売価と原価を別管理しているため、注文金額 − 原価 = 利益が自動算出されます。売上分析では商品別・カテゴリ別の利益率を確認でき、どのカテゴリに利益が出ているかが見えます。
一般POSの商品マスタとは何が違いますか?
一般POSは商品名・価格・原価までです。夜レジは水商売特有の「指名別4バック単価」「本指名限定バック・ポイント」「ボトルキープ連動」「過去不変(マスタ凍結)」を商品マスタの中核に組み込んでおり、会計と給与計算が同じデータで一気通貫です。

本記事は夜レジの実際の管理画面・データ仕様にもとづきます。著者:中込 洸(日富士貿易 代表/水商売向けクラウドPOS「夜レジ」統括)/会社情報特商法表記/最終更新:2026年6月。

商品も、バックも、利益も。一つのマスタから。

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