① 夜レジのボトル管理でできること
紙のボトルノートや個人スマホでの管理では、「ボトルが棚のどこにあるか分からない」「期限切れに気づけずクレームになる」「担当キャストが辞めると顧客とボトルの紐付けごと消える」という問題が頻発します。夜レジは1本ごとに物理的な配置場所と棚/利用中のステータス区別まで記録する、業界特化の細かさです。
② ボトルの記録項目 ── 銘柄・ネーム名・配置場所・利用開始日
- ボトルネーム名 必須項目。「/」区切りで複数名を保持でき、連れ客でのボトル共有にも対応。
- 銘柄(商品) 商品マスタと紐付け。シャンパン・焼酎などの銘柄を特定。
- 配置場所 棚のどの位置に置いたかを記録。来店時にすぐ取り出せる。
- 利用開始日 キープを始めた日。ここを起点に保管期限を自動算出。
- ステータス 「棚に保管中」/「利用中(今この卓で開けている)」の2状態。
- 紐付け顧客 顧客カルテと連携。未紐付け(顧客なし)でも登録可能。
③ 期限の自動算出 ── 利用開始日+保管日数(既定90日)
保管日数・警告日数はどちらも店舗ごとに設定できます。「うちは120日まで保管」「警告は30日前から」のような独自運用にも対応します。
④ 棚/利用中ステータスと、配置場所の物理管理
競合の多くは「ボトル一覧」や「名前検索」までですが、夜レジは物理的な配置場所と棚/利用中のステータス区別まで持ちます。営業中、卓に出ているボトル(利用中)と、棚で保管中のボトルが画面上で区別できるため、「あのボトル、今出てる?棚にある?」を即座に判断できます。
⑤ 連れ客でのボトル共有 ── 「/」区切りで複数名保持
クラブ・ホストでよくある「グループでシャンパンを入れる」「連れ客と共有でボトルキープ」のシーンに、データ構造として対応しています。顧客カルテと紐付けないボトル登録(未紐付け)も可能なため、初回来店客のキープも柔軟に扱えます。
⑥ 会計とキャストバックへの自動連動
夜レジの会計とキャストバックは、ボトル管理と同じデータでつながっています。会計 でボトルを打つと、その伝票に紐づくキャストの指名区分に応じて、キャストバック が自動算出されます。手動の按分や記憶ベースの配分は不要です。
⑦ 商品マスタとの連動
ボトル管理は 商品マスタ と密に連動しています。新しい銘柄を入荷したら、商品マスタに登録するだけで、その商品をボトル販売したときに自動でキープ管理対象になります。価格・原価・指名別バック単価まで商品マスタで管理されるため、ボトル販売の利益計算も正確です。
⑧ 業態別のボトル管理
- キャバクラ/ラウンジ 焼酎・ウイスキーのキープ中心。期限管理と保管日数の柔軟性が活きる。
- クラブ・ホスト 高額シャンパン・コニャックのキープ。連れ客共有、配置場所管理が重要。
- スナック/ガールズバー 常連客のボトルキープ。少人数店舗でも紙からの脱却が容易。
⑨ 紙のボトルノート・個人アプリとの違い
| 項目 | 紙ノート | 個人アプリ | 夜レジ |
|---|---|---|---|
| 配置場所 | 記憶+メモ | — | 1本ごとに記録 |
| 期限の自動算出 | 手計算 | アプリ次第 | 利用開始日+保管日数で自動 |
| 期限警告 | — | — | 警告日数で一覧表示 |
| 会計・バック連動 | 手入力 | — | 会計確定で自動 |
| 顧客カルテ連動 | — | — | 同じデータベース |
| 退職時のデータ保全 | 店舗にある | 本人が持ち去る | 店舗保有+監査ログ |
⑩ よくある質問
ボトルキープはどう管理されますか?
ボトルの保管期限はどう設定・通知されますか?
ボトルの配置場所まで記録できますか?
連れ客でボトルを共有する場合はどうしますか?
ボトルバックは自動で計算されますか?
商品マスタとボトル管理はどう連動しますか?
顧客カルテとボトル管理は連動しますか?
期限切れボトルの処分はどうしますか?
紙のボトルノートからの移行は難しくないですか?
本記事は夜レジの実際の管理画面・データ仕様にもとづきます。著者:中込 洸(日富士貿易 代表/水商売向けクラウドPOS「夜レジ」統括)/会社情報・特商法表記/最終更新:2026年6月。
