定義
入店して席に着くと発生する、時間制の基本料金。一定の設定時間(=1セット)に対して課金され、席料・キャストとの同席・お通し/チャーム・おしぼり、店によってはハウスボトル(飲み放題)などの基本サービスが含まれる。1セットの時間は50分・60分・90分・120分など店により異なり、キャバクラは60分が最多、クラブは90〜120分が多い。指名料・延長料・キャストドリンク・ボトル代・サービス料/TAXは原則これと別建てで加算される。延長は1セット単位での加算が一般的で、短時間だけ延長したい場合でも1セット分かかることが多い。料金は基本的に客1名ごとに発生する。
読み・由来
読み:セットりょうきん
「1セット=決められた時間(おおむね60分前後)+その時間内に受けられる基本サービス(席・同席・お通し・店によりハウスボトル等)を一括(=セット)で提供する」という飲食接待サービスの料金設計に由来する呼称。カラオケ・バー等の時間制席料文化とも共通する。明確な初出・命名者を特定できる一次資料は確認できず、業界慣行として広く定着した呼称。
使い方(例)
スタッフ「お客様、あと5分でセット終了ですが延長されますか?」客「じゃあもう1セット延長で」/ 店側の料金案内「うちは60分1セット5,000円、延長30分2,500円。セット内にハウスボトル込みなので追加で頼まなければセット料金だけで飲めます」
業態による違い
キャバクラ/クラブ: 明確な時間制セットが料金体系の中核。1セットは50〜90分(最多は60分)、クラブは90〜120分が多い。相場は大衆店3,000〜4,000円、中堅店5,000〜7,000円、高級店10,000円以上(銀座・六本木は10,000〜50,000円規模も)。セット料金は客1名ごとに発生し、延長・指名料は別建て。/ スナック・ラウンジ: 「1セット料金(飲み放題込み)」で時間を気にせずゆったり過ごす設計が強く、ボトルキープ制と組み合わさることが多い。相場は60分3,000〜5,000円、90〜120分4,000〜8,000円、地方は2,500〜4,000円。男女で料金が分かれる店もある(例: 男性5,000円/女性3,000円)。/ ガールズバー: 席料(チャージ)なし〜1,000円程度が主流で、明確な「セット料金」を設けずドリンク単価で回収する店が多い(セット制が弱い/30分単位の時間制を採る店もある)。業態が上がるほどセット料金の比重と単価が上がる傾向。
夜レジでの扱い
夜レジでは、セット料金は会計の基本料金(時間制ベース)として扱われ、そこに延長料金・指名料・オーダー商品・ボトルなどが積み上がる構造になる。延長や指名はセット料金とは別建てで加算され、夜レジは延長/指名/オーダー商品/本指名売上/ボトルの5系統でキャストバックを算定できるため、セット会計を起点に売上計上→バック計算→日報・月報の自動作成まで一気通貫で連動する。1セットの時間設定(50/60/90/120分)・客1名ごとの計上・時間到来時の延長確認といった水商売特有の課金を起点に据えられるのが強み。エアレジ・スマレジ等の一般POSは『1セット○分』のスライド課金・延長・各種バック連動を標準で持たず手計算・手作業設定に頼りがちになる、という差別化文脈で語られる。詳しい仕組みは「夜レジの機能一覧(/reji/features/)」、バック計算の中核は「キャストバックの自動計算(/reji/features/cast-back/)」、プラン・費用は「料金プラン(/reji/pricing/)」を参照。
相場・注意点
相場は地域・店ランク・時期で幅が大きく、本記載の数値は業界系メディア(ナイトワーク情報サイト等)の自己申告レンジであり公的統計ではない。「セット料金にハウスボトル(飲み放題)が含まれるか」は店により分かれ(含む店/別料金で2,000円程度差が出る店もある)、一概に言えない。また『チャージ料/席料』と『セット料金』は混同されやすいが、セット料金は飲み放題やお通し等のサービス込みの包括基本料、チャージは席料単体を指す用法が多い点に注意。実務上の論点は(1)1セットの時間設定と単価、(2)客1名ごとの計上、(3)時間到来時の自動延長か手動確認か、(4)ハウスボトル込み/別・男女別料金・曜日別チャージなど店ごとの差で、これらを正確に時間管理・自動精算できるかが店舗オペの肝になる。
よくある質問
- セット料金とチャージ(席料)は何が違うの?
- セット料金は席料に加えて同席・お通し・店によってはハウスボトル(飲み放題)まで含む包括的な基本料金を指すことが多く、チャージ(席料)は座る権利そのものの料金単体を指す用法が多いです。ただし店ごとに用語の運用は揺れがあり、明確に分けない店もあります。
- 1セットは何分?延長はどう加算される?
- 1セットは50分・60分・90分・120分など店により異なり、キャバクラは60分、クラブは90〜120分が多めです。延長は1セット単位での加算が一般的で、5分だけ延長したい場合でも1セット分の料金がかかることが多い点に注意が必要です。
- セット料金は1組いくら?それとも1人いくら?
- 基本的に客1名ごとに発生します。2名で入店すればセット料金×2名分が会計のベースになり、そこに指名料・延長・オーダー・ボトルなどが各自・各組分として積み上がります。
出典(10件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。
- https://castwalker.jp/column/40/
- https://www.pokepara.jp/media/caba/system/
- https://hanazono-g.co.jp/blog/fee-system
- https://hanazono-g.co.jp/blog/cabaret-set-fee
- https://hanazono-g.co.jp/blog/kyabakura_snack
- https://lounge-tapioca.com/info/5503/
- https://www.snack-map.com/media/pricingsystem
- https://nightwork-list.com/article/cabakura-charge-shimei-ryokin-taikei-2026/
- https://kyabakura-web.com/asobitai/kyabakura-enchou-ryoukin/
- https://www.luxe-shinjuku.jp/ja/blog/tokyo-nightlife-pricing-guide-by-venue-type