GLOSSARY / 水商売用語

サービス料サービスりょう

業務・経営用語キャバクラ

セット料金・指名料・ドリンク代など飲食・接客にかかった料金の合計(小計)に対して、一定の率で上乗せして請求される手数料。

定義

セット料金・指名料・ドリンク代など飲食・接客にかかった料金の合計(小計)に対して、一定の率で上乗せして請求される手数料。キャストやスタッフの接客、店内設備の維持、ホスピタリティの対価という位置づけで、会計時に小計へ比例して自動加算される。

計算は「小計(基本+延長+オプション)×サービス料率→さらに消費税10%」を乗せる方式が基本で、消費税とは別物として両建てで加算される。表記は「サービス料○%+消費税○%」と分離する方式と、消費税とまとめて「税サ(TAX)○%」と一括表示する方式が混在する。税務上、店が徴収するサービス料は売上の一部であり、勘定科目は「売上高」に計上するのが最も一般的。「税サ込み」なら表示価格に消費税もサービス料も含まれ、「サ別」なら表示価格にどちらも乗る点が会計理解の要となる。

読み・由来

読み:サービスりょう

ホテルや高級レストランで広く用いられる「サービス料(service charge)」が源流。欧米のチップ文化を日本流に定額・定率の手数料として制度化したもので、ホテル・高級ダイニングでは飲食代の一定割合(一般に10〜15%)を上乗せする慣行がある。水商売はこの慣行を取り込み、接客主体の業態特性に合わせて率を高め(10〜40%)、消費税とまとめて「税サ」「TAX」と呼ぶ独自の表記文化を発達させた。「サ」はサービス料、「税」は消費税を指す。

使い方(例)

「ここ税サ込み?それともサ別?」「サ別だから表示価格に2〜3割は乗ると思っといて」

「お会計、小計に税サ30%乗るので約1.5倍弱になります」(都内ホスト・高級店の目安)

業態による違い

キャバクラ・クラブ=小計の10〜30%(高級店で40%超)。表記は「サービス料○%+消費税」分離型と「TAX(税サ)○%」一括型が混在。地域差では地方・税サ込で10〜15%(目安15%)、地方・サ別で10〜20%+消費税、都内・税サ込で20〜40%(目安30%)、都内・サ別で15〜30%+消費税とされる。ホストクラブ=最も高率で標準35%前後(30〜40%)、永久指名制と相まって会計が膨らみやすく、標準店でサービス料35%+消費税10%だと実支払いは小計の約1.5倍弱になる。スナック=税サ込・定額チャージ+ボトルキープ運用が多く率の明示が曖昧になりがちで、「先に訊くこと」が定番のアドバイス。ガールズバー=席料+ドリンク中心でサービス料の比重は相対的に小さい傾向。共通して「すべての項目(セット・指名・延長・ドリンク)の小計に乗る」点と「消費税とは別物で両建てで加算される」点は変わらない。

夜レジでの扱い

夜レジ(ナイト業界特化POS)はサービス料を会計時に自動計算する。機能ページには「セット料金・延長・指名チャージ・サービス料を自動計算。」「サービス料・税の計算が1円単位で正確。店舗ごとに切上/切捨/四捨五入を選べます。」「セット料金・サービス料率・税率・丸め設定(切上/切捨/四捨五入)を店舗別に設定。」と明記されている。サービス料は小計に比例して乗り、さらに丸め(端数処理)の方式が店ごとに異なるため、一般的なPOSでは税サ計算が手計算・手設定になりがちで入力ミスや確認漏れが起きやすいところを、夜レジはマスタ設定+自動加算で吸収する仕組み(→ 計算と設定の詳しい挙動は「機能一覧 https://yoruno.jp/reji/features/ 」を参照)。料率や税率の前提となる料金体系は「料金プラン https://yoruno.jp/reji/pricing/ 」で確認できる。なお注意点として、サービス料はあくまで「客への請求額(小計に対する上乗せ)」であり、キャストへの分配であるキャストバック5系統(指名/延長/オーダー商品/本指名売上/ボトル)やスライド時給・源泉徴収とは別レイヤーの概念。両者の関係は「キャストバックの仕組み https://yoruno.jp/reji/features/cast-back/ 」で整理している。

相場・注意点

相場は地域・業態・店格で大きく変動し、出典によりレンジに幅がある(10〜20%/10〜30%/高級店40%超)。キャバクラ・クラブは小計の10〜30%(高級店で30〜40%超)、ホストクラブは標準35%前後と高め、スナックは税サ込・定額チャージ型で率の明示が曖昧になりやすい。表示価格は「床(最低額)であって天井ではない」点がトラブル要因になりやすく、税サ込/サ別の別を会計前に確認するのが安全。計算順序(小計→サービス料→消費税)は「基本」とされるが、掛け順やサービス料に消費税をかけるかは店舗差があり統一規格はない(合計に一律○%とする簡略運用の店もある)。「TAX」の語は店により(a)消費税のみ、(b)サービス料のみ、(c)サービス料+消費税の三通りで使われるため、サービス料との同義/包含関係は店舗ごとに要確認。違法性のある料金ではないが、不明朗な上乗せはトラブルのもとになるため明示が望ましい。

よくある質問

「税サ込み」と「サ別」の違いは?
「税サ込み」は表示価格に消費税もサービス料も含まれている状態で、表示額がほぼそのまま支払額になります。「サ別」は表示価格に対してサービス料と消費税が別途乗るため、店格によっては表示の1.2〜1.5倍程度に膨らみます。会計前に必ずどちらかを確認するのが安全です。
サービス料の相場はどれくらい?
地域・業態・店格で変わります。キャバクラ・クラブは小計の10〜30%(高級店で40%超)、ホストクラブは標準35%前後と高めが目安。地方は10〜15%前後、都内の高級店は30%前後が中央的な目安です。表示価格は最低額であって上限ではない点に注意してください。
サービス料と消費税は同じもの?
別物です。会計上は小計にサービス料率を乗せ、その後に消費税10%を加える方式が基本で、両者が同時に加算されます。明細に「税サ」と書いてあれば消費税込みの意味になりますが、店により表記の指す範囲が異なるため確認が必要です。
出典(14件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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