GLOSSARY / 水商売用語

担当たんとう

業界スラングホストクラブ

客が本指名している、自分専属のホストのこと。

定義

客が本指名している、自分専属のホストのこと。「自分がいつも指名している、席についてくれるホスト」を客側(姫)が指して使う呼称です。多くのホストクラブは永久指名制のため、一度決めた担当は原則変わらず、来店のたびに自動的にその担当が接客につき、その客の売上は担当の成績に加算されます。基本的に客側が使う言葉で、ホスト自身が「担当」と言う場面はほとんどなく、ホスト側は同じ相手を「指名客」「姫」と呼びます。最も推している1人を「本担(ほんたん)」、2番目以降を「サブ担」と呼び分けることもあります。

読み・由来

読み:たんとう

「(接客を)担当する」という一般語に由来し、指名を受けて客を担当するホストを指す語として定着したものです。アイドルファンが推しのメンバーを「自分の担当」と呼ぶ推し活文化が起点という説もありますが、これは一説で、ホスト界隈で使われ始めた正確な時期・初出は不明です。なお関西圏(大阪のミナミ・梅田など)では同じ概念を「口座(こうざ)」と呼びます。これは銀行口座になぞらえ「お金を注ぎ込む相手だが引き出せない」というニュアンスから来た隠語的な呼び方です。

使い方(例)

姫A「私の担当、マジ尊いんだけど」

姫B「いいなー。私は担当と喧嘩したばっかりで…でも電話くれたから許した」

業態による違い

ホストクラブで最も一般的に使われる語です。同じ「客が指名する専属の相手」を、関西圏では「口座(こうざ)」と呼ぶ地域差があります(近年は「口座」を使う姫が減っているとの指摘もありますが、出典は体感ベースで定量データはありません)。キャバクラなど女性キャストの現場でも「担当」という語は接客担当の意味で使われ得ますが、永久指名制と結びついた強い関係性概念としての「担当」はホストクラブで特に色濃く使われます。推し活由来の「同担(同じ担当を応援する人)」「同担拒否」もホスト界隈に流入しています。

相場・注意点

担当を持つこと自体はホストクラブの中心的な体験・醍醐味であり、料金そのものを指す語ではありません。担当という関係性を作る入口の「本指名」料金は、ある解説では概ね1,000〜3,000円程度とされますが、これは1出典に基づく目安で、店舗・地域によって差があります。永久指名制のため担当は原則固定ですが、ホスト側の粗相・長期の未来店・離職、または店と相談したうえでの正規の「指名替え」がある場合には変更されることがあります。

よくある質問

「担当」と「指名」は同じ意味ですか?
近い概念ですが視点が違います。「指名」は客が特定のホストを選ぶ行為・システムを指し、「担当」はその結果として自分が本指名している専属のホストその人を指す呼び方です。多くは客側が「私の担当」のように使い、ホスト側は同じ相手を「指名客」「姫」と呼びます。
「本担」「サブ担」とは何ですか?
客が複数のホストを応援しているとき、最も推している1人を「本担(ほんたん)」、2番目以降の推しを「サブ担」と呼び分ける言い方です。推し活文化に由来する呼称です。
出典(8件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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