GLOSSARY / 水商売用語

ひめ

業界スラングホストクラブ

ホストクラブで、ホスト側が女性客を指して呼ぶ業界用語。

定義

ホストクラブで、ホスト側が女性客を指して呼ぶ業界用語。来店する女性客全般を指す総称で、「お姫さま」が語源とされる。太客・細客・指名客といった金額や関係性による分類とは独立した、「女性客=姫」という呼び名にあたる。担当ホストは多くの客と接するため「姫」と総称しておけば名前の取り違えを防げること、ホストクラブが本名を明かさずに遊べる空間であること、女性客を非日常の「お姫様」として扱う演出であること、といった実務面・文化面の理由で定着したとされる。対になる呼称として、女性客がホストを指す語は「担当」「本担」「サブ担」、愛情を込めると「王子」と呼ばれる。

読み・由来

読み:ひめ

「お姫さま」から派生した呼称とされる。日常から切り離された非日常空間で女性客を「お姫様」として扱う、ホストクラブの演出文化に由来する。定着した実務的理由として複数の業界解説が挙げるのは、(1)担当ホストは多くの客と接し担当外のホストが名前を間違えると事故になるため総称が安全、(2)本名を明かさずに遊べる文化の象徴、(3)女性客を「お姫様」扱いする空間演出、の3点。なお語源「お姫さま由来」は業界記事の通説であり、学術的に裏付けられたものではない。

使い方(例)

「今日は俺の姫が来てくれてる」(担当ホストが自分の女性客のことを指して)

「姫、何飲む?」(ホストが女性客に呼びかけて)

業態による違い

ホストクラブ固有の用語。キャバクラ・スナック・ガールズバーなど女性キャストが接客する業態では、客の総称として「姫」は基本的に使われない(これらの業態では客の呼称は「お客様」「太客」「指名客」など)。ホストクラブにおいて、女性客=姫、男性ホスト=王子という対の関係が成立する。運用には店舗差があり、指名客のみを姫と呼ぶ店、女性客全員を姫と呼ぶ店、場面によって呼び方を変える店があるとされる。

相場・注意点

相場や金額の指標を持つ用語ではなく、あくまで女性客の総称。その中での金額・関係性による呼び分けは太客・細客・エースなどが担う(太客の基準はサイト・店舗・ホストによって月15万円以上から月50万・100万以上まで幅があり、確定値はない)。基本的にホスト・スタッフ側から呼びかけられる呼称で、「俺の姫」「うちの姫」のように所有格付きで使われるのが業界の語感。自ら「姫」を自称することは少なく、SNS上ではイジられる文脈もある。なお、2025年改正風営法の運用強化で売掛(ツケ払い)が縮小し、手元の資金で楽しむスタイルへ向かいつつあるとの業界記述もあるが、運用実態には店舗差がある可能性がある。

よくある質問

姫は太客や指名客と同じ意味ですか?
いいえ。姫はホストクラブに来店する女性客全般を指す総称で、金額や関係性による分類とは独立した呼び名です。金額・関係性での呼び分けは太客・細客・エースなどが担い、姫はそれらをまとめた「女性客=姫」という呼称にあたります。
キャバクラやスナックでも客を姫と呼びますか?
基本的に呼びません。姫はホストクラブ固有の用語で、女性キャストが接客するキャバクラ・スナック・ガールズバーなどでは客の呼称は「お客様」「太客」「指名客」などが一般的です。ホストクラブでは女性客=姫、男性ホスト=王子という対の関係が使われます。
出典(8件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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