GLOSSARY / 水商売用語

細客ほそきゃく

業界スラングキャバクラ

来店してもあまりお金を使わない客、または1回あたりの客単価が低い客を指す業界用語。

定義

来店してもあまりお金を使わない客、または1回あたりの客単価が低い客を指す業界用語。「太客(ふときゃく)」の対義語にあたる。店側・キャスト側が客の売上貢献度を分類するために使うラベルで、客本人の自称ではなく、店内のランキング記帳やキャスト同士の会話で使われる内輪言葉。セット料金だけで済ませる、ドリンクを1杯だけ頼むといったケースが典型で、来店頻度が高くても1回あたりの単価が低ければ細客に分類される。絶対的な金額基準はなく、そのキャスト個人の売上規模で相対的に決まるため、新人基準とトップ基準では「細客」の額に大きな開きがある。なお「極細(ごくぼそ)」「繊維客(せんいきゃく)」は細客のさらに下=最下層を指す呼び名で、複数の一次ソースではこの両者をほぼ同義(同じ最下層)として扱っており、極細と繊維客のあいだに固定された上下関係があるわけではない。売上規模でざっくり並べると「極細・繊維客(最下層)< 細客 < 中客(常連)< 太客 < 極太」という序列で語られることが多いが、各層の境界は店・キャストによって曖昧。

読み・由来

読み:ほそきゃく

客の金銭の使い方を体型に例えた表現。たくさんお金を使う「太っ腹なお客=太客(太い客)」に対し、お金を使わない客を「細い客=細客」と呼ぶ。「太い/細い」は体型ではなく金銭感覚・売上規模を指す比喩。さらに使わない客を「極細」、あるいは「細い客よりさらに細い=繊維のように細い客」という言葉遊びで「繊維客」と呼ぶのも同じ発想の延長で、いずれも細客の下位(最下層)を指す。

使い方(例)

「あの子は細客ばっかり掴んでるけど、数が多いから意外と安定して稼いでるよ」「頻繁に来てくれるけど毎回セット料金だけだから、うちにとっては細客かな」

業態による違い

ナイトワーク全般で広く共通して使われるが、金額の肌感には業態・店格・地域差がある。【キャバクラ】客単価5,000〜10,000円程度を細客の目安とする見方がある。【ホスト】有名店だと月10万円未満を細客とする見方や、1回の会計2〜3万円未満・来店が月1回〜2週に1回程度を細客とする見方がある。あるメディア(2026-05)は業界中央値として「細客=月3〜10万円のベース常連層」「繊維客(極細)=月1〜3万円のライト層」を提示しつつ、金額境界は業界内で統一されていないと明記している。共通点は「来店頻度×1回あたりの使い方」で決まる点で、頻度が高くても単価が低ければ細客に分類される。なお現場の本音としては、細客でも丁寧に扱うキャスト・ホストが多い一方で、支払額に見合わない要求(しつこいアフターや一日デートの要求など)をする細客や態度の大きい細客は「お金に見合わない」として敬遠される側面もある、とされる(horeru等)。

夜レジでの扱い

夜レジでは「細客」のような俗称ラベルではなく、客単価・来店頻度・累計売上といった数値データで顧客をセグメントできるため、感覚に頼らない客層分析が可能。蔑称的ニュアンスを含む語のため本文では中立に扱い、「細客を太客に育てる/一度きりにせずリピートにつなげる」という顧客育成の文脈と接続するのが王道で、上位顧客の可視化と相性が良い。データでの客分析は<a href=\"/reji/features/\">機能一覧</a>を、太客育成の起点となる本指名・キャストバックの仕組みは<a href=\"/reji/features/cast-back/\">キャストバック詳細</a>を参照。

相場・注意点

客単価・売上規模で客を区分する相対的なラベルで、絶対的な金額基準は存在しない(複数の情報源が業界統一基準はないと明記)。本人には直接言わない内輪言葉であり、特に「繊維客」「極細」は最下層を指す蔑称的なニュアンスを含むため、接客の場や対外的な発信では使わないのが無難。接客面では「細客を多数掴んで安定して稼ぐキャスト・ホストも多い」とされる一方、支払額に見合わない過剰な要求をする細客は本音では敬遠される側面もあるとされ、現場の評価は一様ではない。

関連用語

太客(ふときゃく)極太(ごくぶと)エース繊維客(せんいきゃく)極細(ごくぼそ)中客(ちゅうきゃく)常連客固定客痛客(いたきゃく)客単価本指名

よくある質問

細客と太客の違いは?
太客は1回あたり、または累計でたくさんお金を使う売上貢献度の高い客、細客はその対義語であまりお金を使わない客を指します。どちらも絶対的な金額基準はなく、そのキャスト個人の売上規模で相対的に決まります。売上規模でざっくり並べると「極細・繊維客(最下層)< 細客 < 中客(常連)< 太客 < 極太」という序列で語られることが多いですが、各層の境界は店やキャストによって曖昧です。
細客はいくらくらいの客を指す?
業界統一の基準はありません。目安として、キャバクラでは客単価5,000〜10,000円程度、ホストでは月10万円未満や1回2〜3万円未満を細客とする見方があります。来店頻度が高くても1回あたりの単価が低ければ細客に分類される点が共通しています。なお細客のさらに下(最下層)を「極細」「繊維客」と呼びますが、この2語はほぼ同義(同じ最下層)として使われ、明確な上下関係はありません。
細客は稼げない客なの?
1人あたりの売上は小さいものの、数を多く掴んで安定して稼ぐキャスト・ホストも多いとされます。最初は細客だった客が通ううちに太客になるケースもあり、接客で関係を育てることが重要とされる一方、支払額に見合わない過剰な要求をする細客は現場では敬遠される側面もあり、評価は一様ではありません。
出典(9件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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