定義
各店が新規客向けに設定している安い「初回料金」だけを目当てに、料金が高くなる2回目以降は来店せず、店から店へ次々と渡り歩く客のこと。指名(売上)につながらないため、接客スタッフから警戒・敬遠される存在を指す。なお、好みのキャストを探してマナーを守りながら数店を比較しているだけの客は、通常「初回荒らし」とは呼ばれない。
読み・由来
読み:しょかいあらし
多くの店が初来店客向けに格安の「初回料金」(セット無料〜数千円程度)を設定する慣行が前提。これは2回目以降の来店・指名につなげるための先行投資的なサービスだが、その安さだけを狙って各店を「荒らす(食い荒らす)」ように渡り歩く客を指して「初回荒らし」と呼ぶようになったとされる。主にホストクラブで使われる語で、キャバクラ等でも用いられる。
使い方(例)
「あの客、初回料金だけ使って2回目来ないんだよ。初回荒らしだな」「好みのホストを探して回ってるだけなら、マナーさえ守れば初回荒らしとは呼ばないよ」
業態による違い
主にホストクラブで使われ、ホスト業界の用語辞典にはほぼ必ず収録されている。ニュアンスに業態差があり、ホスト文脈では「安い初回だけで遊び回り、加えてホストへの暴言・無理な一気飲みの強要・高額の売掛(ツケ)を残して飛ぶ・新人ホストを狙うなど悪質な迷惑行為を伴う客」という強い否定的意味を帯びることがある。一方キャバクラ文脈では「初回で遊び、2回目以降来店しない=指名につながらない客」と、より中立的に迷惑客を指す傾向がある。
相場・注意点
初回料金の相場はホストクラブで1時間500〜1,000円程度から、飲み放題付き3,000〜5,000円程度(無料の店もある)。「荒らし」と見なされる境界線として、一部の解説では「1週間以内に5店舗以上」「同一グループ内で短期間に複数店の初回を使う」「過去に行った店で再び初回を使う(虚偽申告)」などが挙げられ、3〜5店舗を比較する程度なら許容範囲とされることが多い。行為自体は違法ではなくマナーの問題と整理されるが、度が過ぎると出禁になったり、業界内で情報共有(警戒)の対象になることがある。なお店舗・媒体ごとに基準が異なり、業界公式の定義は存在しない。
よくある質問
- 数店の初回を回ったら『初回荒らし』になりますか?
- 好みのキャストを探すために数店(目安として3〜5店舗程度)を比較するだけなら、通常は初回荒らしとは呼ばれません。マナーを守らずに各店を渡り歩いたり、短期間に多数の店を回る・虚偽申告で同じ店の初回を再利用するといった行為が境界線とされます。ただし明確な公式基準はなく、店や媒体によって線引きは異なります。
- 初回荒らしをすると罰則はありますか?
- 行為自体は違法ではなく、あくまでマナーの問題と整理されています。ただし度が過ぎると、その店から出禁(入店拒否)にされたり、業界内で情報が共有されて警戒対象になることがあります。
出典(6件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。