GLOSSARY / 水商売用語

ピン客ぴんきゃく

業界スラング水商売(ナイトワーク全般)

一人で来店するお客様のこと。

定義

一人で来店するお客様のこと。「ピン=1(一人・単独)」に由来し、複数人のグループではなく単身で来店する客を指す業界用語。略して「ピン」とも呼ばれ、黒服・キャスト双方が日常的に使う中立的な呼称。「今からピンのお客様に付く」といえば、1名のお客様に付くという意味になる。ピン客はお目当てのキャスト(本指名)がいる常連であることが多いとされるが、それはあくまで付随的な特徴で、語の中核はあくまで「一人で来た客」という来店人数の区分を表す。

読み・由来

読み:ぴんきゃく

「ピン」はポルトガル語の pinta(点)に由来し、転じてサイコロやカルタの「1の目」を意味するようになった語とされる(諸説あり)。16世紀にポルトガルから伝来したカルタとともに広まり、「1=単独・一人」の意味へ発展したと説明される。同語源の言葉に「ピン芸人」「ピンからキリまで」「ピンはね」などがある。「ピン客」は「ピン(=一人)+客」で、一人で来店する客を表す。

使い方(例)

「今日はピン客が多いから回しが楽だね」/ マネージャーに「今からピンのお客様に付きます」と言われれば、1名のお客様に付くという意味。「ヘルプでピン客の隣に座るときは、毛嫌いされないよう接客を工夫しよう」

業態による違い

全業態共通で「一人来店客」を指す中立的な呼称だが、比率には業態差がある。キャバクラ=キャッチ等でフリー来店するピン客もいるが、大半は本指名のキャストがいる常連。クラブ・ラウンジ=遊び慣れた客が多くピン客の比率が高く、一人でVIP席に入る客も珍しくない。ホストクラブでも「一人で来る客」の意味で同様に通用し、基本構造は男女業態で共通している。

相場・注意点

相場・価格に直結する用語ではなく、来店人数の区分・接客運用上の呼称。集計上は来店組の人数(1名)を示し、卓割り・ヘルプ配置・回しの判断材料になる。なお、本指名がいるピン客はヘルプで付くキャストに敬遠されることもある一方、本指名のいないピン客はヘルプにとって指名獲得の好機になる、と語られることが多い。出典はキャバクラ・ラウンジの求人系用語集が中心で、語源以外は一次統計ではないため、実際の運用は店舗により異なる。

よくある質問

ピン客とは「一人だけを指名する客」という意味ですか?
いいえ。ピン客の中核的な意味は『一人で来店する客』です。「ピン=1(一人)」に由来します。確かにピン客はお目当てのキャスト(本指名)がいる常連であることが多いのですが、それは一人で来る客に伴いやすい特徴であって、語そのものは来店人数(1名)を指します。
「ピン」と略しても通じますか?
通じます。現場では「ピン」「ピンのお客様(お客さん)」と略して呼ぶのが一般的です。「今からピンに付く」といえば、1名のお客様に付くという意味になります。
出典(7件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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