定義
「Very Important Person(重要人物)」の略で、水商売では大きく2つの意味で使われる。(1)【設備・席】通常の接客フロア(メインフロア/一般席)とは別に設けられた特別な個室・特別席のこと。多くは「VIPルーム」「VIP席」と呼ばれ、扉や壁で仕切られた個室で、内装が豪華、カラオケなどの設備が付くことが多く、料金は通常席より高い。(2)【客の格】お店やキャストにとって重要なお客様(多額を使う太客・常連・接待ゲスト・芸能人など)そのものを指し、「VIP対応」「VIP待遇」のように使う。どちらの意味かは文脈で判断する。共通する核は「通常より高料金・特別待遇・プライバシー確保」。
読み・由来
読み:ブイアイピー(ビップ/ヴィップ)
英語 "Very Important Person"(重要人物)の略。もともとホテルや航空会社などが上顧客を優遇するために使った言葉で、その考え方が水商売の接客(特別な個室・特別待遇)に取り入れられた。
使い方(例)
「今日は人数多いからVIP取ろうか」(VIPルームを予約する)
「あのお客様はうちの太客だからVIP対応で」(重要顧客として特別待遇する)
業態による違い
キャバクラ/ラウンジ:主に「VIPルーム=特別な個室・高級フロア」の意味が中心。大型店では「セミVIP」「ロイヤルVIP」など複数グレードを設けたり、指名被り時にVIP客の指名を優先する、専属の黒服が付くなどの待遇差を設ける店もある。ホストクラブ:「特別なお客様(客の格)」と「VIPルーム/VIP席(広く豪華な卓・個室)」の両義が併存し、エースや極太、芸能人がVIP席を使うことが多い。クラブ:高級な個室・上顧客向けの席として同様に運用される。
相場・注意点
料金はあくまで一般的な目安で、店舗・地域差が大きい。キャバクラのVIPルーム利用料は1時間あたり10,000円前後が目安とされ、通常のセット料金に上乗せされる形が多い。延長料金が通常席の倍以上になる店もある。店規模が大きいと「セミVIP」「ロイヤルVIP」などグレード区分が存在する。なお風営法上、客室の床面積に基準(一室あたり16.5平方メートル以上、和風の客室は9.5平方メートル以上)が定められており個室運用に関わるが、具体的な扱いは店舗・自治体で要確認(出典1件に依拠)。
よくある質問
- VIPルームは一般のお客様でも使えますか?
- 店舗によりますが、予約や追加料金で一般のお客様も利用できるケースが多いです。完全個室でプライバシーが確保され、カラオケなどの設備が付く分、通常席より料金は高めに設定されます。
- VIPの料金はどのくらいかかりますか?
- 一般的な目安として、キャバクラではVIPルーム利用料が1時間あたり10,000円前後で、これが通常のセット料金に上乗せされます。ただし店舗・地域・グレードによって差が大きいため、利用前にお店へ確認するのが確実です。
出典(4件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。