GLOSSARY / 水商売用語

黒服くろふく

業界スラングキャバクラ

キャバクラ・クラブ・ホストクラブ・ガールズバーなどの店舗で、接客キャスト(キャバ嬢・ホスト)以外の裏方を担う男性スタッフの総称。

定義

キャバクラ・クラブ・ホストクラブ・ガールズバーなどの店舗で、接客キャスト(キャバ嬢・ホスト)以外の裏方を担う男性スタッフの総称。黒いスーツを着て働くことからこう呼ばれる。お客様の出迎え・案内・会計やドリンク提供などのホール業務に加え、キャストの出勤・指名・売上管理、付け回しといった店舗運営全般を担当する、現場を回すキーパーソン。店によっては雑務・ホール担当(アルバイト/下っ端)を「ボーイ」、付け回しやキャスト管理を行う正社員・管理職を「黒服」と区別するが、客やキャストからはほぼ同じに見えるため同義で使われることも多い。風俗(店舗型)では受付・客の案内をする男性スタッフを指し、受付のないデリヘル等の無店舗型には黒服は存在しない。

読み・由来

読み:くろふく

戦後、キャバレーやクラブで男性ウェイターが黒いスーツ姿で働くスタイルが通例となり、黒いスーツを着る店舗スタッフを指して「黒服」と呼ぶようになったとされる(複数の業界情報サイトで一致するが一次史料による厳密な裏付けは未確認)。

使い方(例)

「新人のうちはボーイとして灰皿交換やグラス洗いをこなして、昇格したら黒服として付け回しやキャスト管理を任されるよ」/「うちの店は黒服が出勤管理から会計、閉店後のキャスト送りまで全部やってくれる」

業態による違い

基本構造(黒服=黒スーツの裏方男性スタッフ)はどの業態でも共通だが、担当業務に差がある。キャバクラ・クラブ・ガールズバーではホール業務+女性キャストの管理・付け回しが中心。ホストクラブではホストの補助・新人教育、シャンパンコールの準備、姫様(女性客)対応やトラブル対応まで担い、実働はホストより長め(18時〜翌3時で実働8〜10時間程度)になりやすい。風俗(店舗型)では受付・客の案内が主で、飲食を伴うセクキャバではウェイター業務も兼ねる。デリヘル等の無店舗型には黒服はおらず通常のスタッフが常駐する。

夜レジでの扱い

夜レジ(水商売向けPOS/店舗管理)の文脈では、黒服はキャストの出勤・指名・売上・付け回し・会計を日々さばく現場の中心人物であり、システムを最も触る操作者層そのもの。卓ごとの状況を見ながらオーダー・会計をこなす黒服の動きを伝票・指名・売上入力から日報まで一気通貫で支え、キャストバックの自動計算で手計算の負担も減らせる(/reji/features/cast-back/ )。機能全体は /reji/features/ 、料金は /reji/pricing/ を参照。

相場・注意点

給料は雇用形態と役職で大きく異なり、いずれも求人・情報サイト発の目安(店舗規模・地域・景気でぶれる)。アルバイト(ボーイ寄り)は時給1,000〜1,500円程度・月収約10〜20万円、正社員は月給25〜35万円(初任給20〜30万円)、主任/チーフ/マネージャークラスで月給40〜60万円、店長クラスで月給80〜120万円、人気店の幹部や複数店舗統括では年収1,000万円超の例も。固定給+売上連動の歩合・大入り手当・役職手当の二段構成が多く、歩合制のホストより収入が安定しやすい。昇進ルート例はボーイ→サブマネージャー(黒服)→マネージャー→副店長→店長→エリアマネージャー。地域例では銀座の黒服の平均年収は400万円以上(月収換算約33万円)との記載もある。なお「黒服」と「ボーイ」の線引きは店舗・グループによって流動的で、業界統一の定義はない。

関連用語

付け回しキャストキャバ嬢ホストホールスタッフマネージャー店長キャッチ送りフロントボーイ

よくある質問

黒服とボーイは何が違いますか?
働く側の感覚では、灰皿交換やグラス洗いなどの雑務・ホール業務を担うアルバイト/下っ端が「ボーイ」、付け回しやキャスト管理など管理業務を行う正社員・管理職が「黒服」と区別されることが多いです。ボーイが昇格して管理職になると黒服と呼ばれる、という捉え方もあります。ただし店舗やグループによって線引きは流動的で、客やキャストからは両者が同じに見えるため、ほぼ同義で使う店も少なくありません。
黒服の給料はどのくらいですか?
雇用形態と役職で大きく変わります。アルバイトは時給1,000〜1,500円程度(月収約10〜20万円)、正社員は月給25〜35万円が目安です。主任/チーフ/マネージャークラスで月給40〜60万円、店長クラスで月給80〜120万円、人気店の幹部や複数店舗統括では年収1,000万円超の例もあります。固定給+歩合・手当の二段構成が多く、歩合制のホストより収入が安定しやすいのが特徴です。いずれも求人・情報サイト発の目安で、店舗規模・地域・景気でぶれます。
黒服はどんな業態にいますか?
キャバクラ・クラブ・ホストクラブ・ガールズバーなど接客を伴うナイトワーク店のほか、ソープ・ピンサロ・セクキャバといった店舗型風俗でも受付や案内を担う男性スタッフを黒服と呼びます。一方、受付のないデリヘル等の無店舗型には黒服はおらず、通常のスタッフが対応します。
出典(10件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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