GLOSSARY / 水商売用語

出稼ぎ帰りでかせぎがえり

業界スラング横断

夜職で「出稼ぎ」とは、普段住んでいる地域を離れ、別の地域(地方から都市部、都市部から地方やリゾート地など)へ一時的に泊まり込みで働きに行くことを指す。

定義

夜職で「出稼ぎ」とは、普段住んでいる地域を離れ、別の地域(地方から都市部、都市部から地方やリゾート地など)へ一時的に泊まり込みで働きに行くことを指す。期間は単発から1週間〜1ヶ月程度が一般的で、日給保証・寮・交通費支給などの好条件で短期集中的に稼ぐのが目的。リゾートバイト(リゾバ)の夜版とも呼ばれる。「出稼ぎ帰り」は、その出稼ぎを終えて地元や自店に戻ってきた状態を指す表現で、固定された業界用語というより記述的な複合語に近い。

読み・由来

読み:でかせぎがえり

「出稼ぎ」は元々、雪国の農家などが農閑期(冬場)に都会へ出てお金を稼ぐ行為を指す一般語。夜職ではこの形態に似ていることから、普段の居住地を離れて一時的に他地域の店で働くことを「出稼ぎ風俗」「出稼ぎナイトワーク」と呼ぶようになった。「出稼ぎ帰り」はそこに「帰り(戻ってきた状態)」を付した派生表現。

使い方(例)

「来月、沖縄に出稼ぎ行ってくる」(短期で別地域の店に泊まり込みで働きに行く)/「出稼ぎ帰りで一気に貯金できた」(遠征勤務を終えてまとまった収入を得た状態)

業態による違い

業態を問わず広く使われる横断的な語。風俗(デリヘル・ソープ・セクキャバ)では日給保証付きの短期遠征として最も典型的に使われ、リゾバ的なニュアンスが強い。キャバクラ・ラウンジでも高時給・寮完備の短期勤務として同様に使う。ホスト業界の文脈では、女性客(ホス狂い)や嬢が担当への売掛(カケ)返済資金を作るために国内外へ働きに出るという、近年社会問題化した特殊な使われ方も見られる。

相場・注意点

出稼ぎ求人は通年で出ており、日給・トータル保証(地方デリヘルで日給3〜10万円保証など)が付くため、出勤すれば確実に稼げる仕組みとして利用されることが多い。繁忙の波は卒業・新生活シーズンや年末などにあり、ホスト関連の資金需要から短期出稼ぎ市場が膨らむ季節性が指摘される。一方、海外への出稼ぎ(売春を伴うもの)については、2025年の風営法改正(ホストの売掛規制強化)後にスカウト・ブローカー絡みで急増し、報酬未払いや人身売買化など深刻な被害が報じられている。海外渡航を伴う出稼ぎは違法・トラブルのリスクが高く、注意が必要。

よくある質問

「出稼ぎ帰り」は、出稼ぎで稼いだお客さんが地元に戻って豪遊する、という意味ですか?
今回の調査では、その用法を裏付ける一次・二次情報は確認できませんでした。業界での「出稼ぎ/出稼ぎ帰り」は、圧倒的に【働く側(嬢・キャスト)が他地域へ稼ぎに行き、戻ってきた状態】を指します。お客さんの高額消費を表す語としては『太客』『エース』などが別に存在します。
「出戻り」と「出稼ぎ帰り」は同じ意味ですか?
別語なので混同に注意してください。『出戻り(でもどり)』は「一度帰った客が同日中に再来店する」または「一度辞めたキャストや客が戻ってくる」意味です。『出稼ぎ帰り』は遠征勤務を終えて地元・自店に戻ってきた状態を指します。
出典(5件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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