定義
客が熱心で予算を多く使ってくれそうな、見込みの高い有望な客・状況を指す口語表現。「この客はアツい」のように、これから売上や指名につながりそうな手応えのあるターゲットを評価するときに使う。一般的な口語の「熱い(=勢いがある・有望)」を、水商売の客評価に転用したもので、固定された業界専門用語というより現場の肌感を表す言い回しに近い。
読み・由来
読み:あつい
一般的な日本語口語の「熱い/アツい」(勢いがある・盛り上がっている・有望)を、営業現場で見込み客や営業対象の有望度を表す語として転用した俗用。固有の業界造語ではなく、口語的な比喩から広まった使い方とされる。
使い方(例)
「あの客アツいから、今日中に連絡入れときな」(=見込みが高いから早めにフォローしておけ)
「フリーでも、指名客の枝のお客が一番アツい」(=指名客の同行客が最も将来性のあるターゲット)
業態による違い
業態固有語ではなく、キャバクラ・ホスト・ガールズバー・スナックなど接客飲食全般で通じる口語。ホストやキャバの色恋・指名営業の文脈では「脈あり・落とせそう(指名や本営につながりそう)」のニュアンスが強まり、キャバ・スナックでは「金払いがよく太客化しそうな見込み客・有望な卓」の意で使われやすい。本来は一般口語の転用のため、店ごと・人ごとに含意の幅がある。
夜レジでの扱い
「誰がアツいか」という現場の肌感は、来店頻度・指名・客単価などの実数値で裏付けられる。夜レジの顧客データで来店履歴や単価の推移を見える化すれば、属人的な「アツい」の感覚を仕組みとして共有しやすくなる。
相場・注意点
客の有望度を見積もる営業評価の語で、金額の閾値といった数値定義はない。何をもって「アツい」とするかは店や人によって基準が異なるため、引き継ぎや教育の場面では具体的な根拠(来店頻度・単価・指名状況など)とセットで伝えると認識のズレが起きにくい。
よくある質問
- 「アツい」と「太客」は同じ意味ですか?
- 近いですが視点が違います。太客はすでにたくさん使ってくれている優良客を指す結果の評価で、アツいはこれから使ってくれそう・落とせそうという将来性の見込みを表す言い回しです。アツい客がやがて太客になる、という関係でとらえると分かりやすいです。
- ホストとキャバでニュアンスは違いますか?
- 微妙に異なります。ホストやキャバの色恋・指名営業の文脈では「脈あり・指名や本営につながりそう」という意味合いが強まり、キャバやスナックでは「金払いがよく太客化しそうな見込み客」の意で使われやすい傾向があります。元が一般口語の転用なので、店や人によって含意に幅があります。
出典(5件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。