GLOSSARY / 水商売用語

ショット飲みしょっとのみ

業界スラングスナック

ボトルキープをせず、ドリンクを1杯ずつその都度注文して飲む飲み方・会計スタイル。

定義

ボトルキープをせず、ドリンクを1杯ずつその都度注文して飲む飲み方・会計スタイル。「ボトルキープ」と対になる頼み方で、スナック・バー・カラオケバーなどで使われる。ビール・カクテル・チューハイなど種類が豊富で、1杯あたり800〜1,200円程度が一般的。短時間の利用や初来店時に向くが、何杯も飲むと結果的にボトルより割高になりやすい。なお業態によっては、テキーラやウォッカなど度数の高い酒を小さなショットグラス(1ショット=約30ml)で少量・一気に飲む「演出としてのショット」を指す場合もあり、文脈で意味が変わる。

読み・由来

読み:しょっとのみ

「ショット(shot)」は元々アメリカで使われた語で「弾丸/発射」を意味する英語 shot に由来し、強い酒を一気に飲み干す飲み方を表した。転じて蒸留酒1杯分の量(一般に約30ml=1オンス)を指す計量単位となり、この単位=「ワンショット」で1杯ずつ注文できることから「ショットバー」「ショット飲み」という呼称が生まれた。日本の水商売では、ボトルでまとめ買い・保管する「ボトルキープ」文化と区別する形で、1杯ずつ注文するスタイルを指す語として定着した。

使い方(例)

(スナック)「ボトルキープしますか? それともショット飲みで?」「今日はショット飲みでお願いします」

(料金説明)「うちはショット飲みなら1杯1,000円前後、何度も通うならボトルキープの方がお得ですよ」

業態による違い

スナック・バー・カラオケバーでは「ボトルキープの対義語=都度1杯ずつ注文する会計スタイル」の意味が中心。一方キャバクラ・ガールズバー・ホストでは、度数の強い酒を一気飲みして盛り上げる高単価ドリンク(=ショット)のニュアンスが強い。ガールズバーや若い客層・パーティー寄りの店ほど後者の意味で注文が入りやすい。

夜レジでの扱い

POS視点では、ボトルキープが最初にボトル代をまとめて先計上するのに対し、ショット飲みは1杯ごとに伝票へ加算する都度課金の会計方式。夜レジでも1杯単位の精算とボトル管理を分けて扱う。

相場・注意点

相場は業態と立地・グレードで大きく変わる。スナック・カラオケバー・ショットバーでは1杯おおむね600〜1,500円前後(高級銘柄は5,000円超も)。キャバクラ・ガールズバー・ホストで「演出としてのショット」を出す場合は1杯1,000〜2,000円程度が目安で、原価は数百円のため利益率が高い(キャストバックは概ね10〜30%)。客側は長居・多飲で割高になりやすく、店側は回転の速さと短時間での単価アップがメリット。度数の高い酒を一気飲みする演出はキャストの体調負担が大きい点にも留意したい。ここで挙げた価格はあくまで一般的な目安。

関連用語

よくある質問

ショット飲みとボトルキープ、どちらが安い?
短時間や初来店ならショット飲みが手軽ですが、何杯も飲む・何度も通うならボトルキープの方が1杯あたり割安になりやすいです。ショット飲みは1杯800〜1,500円前後が目安で、多飲すると結果的にボトルより高くつくことがあります。
「ショット」と「ショット飲み」は同じ意味?
文脈によります。スナックやバーでは「ボトルキープせず1杯ずつ注文する会計スタイル」を指すことが多く、キャバクラ・ガールズバー・ホストでは「テキーラなど度数の強い酒をショットグラスで一気に飲む演出ドリンク」を指すことが多いです。
出典(6件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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