定義
キャバクラ・スナック・ラウンジ・クラブ・ガールズバー・コンカフェなどで使われる「オープンラスト(Open Last)」の略。お店の営業開始(オープン)から営業終了(ラスト)まで通しで関わることを指す。使い方は主に2つで、(1)キャスト/ホステスが開店から閉店までフルで通し勤務すること、(2)お客様が開店から閉店までずっと滞在して飲み続けること。どちらの意味でも「開店から閉店まで」という点は共通している。シフト(勤務区分)として「オーラスで入る」と言ったり、客に対して「オーラスのお客様」「オーラスで飲んでいただいた」と言ったりする。なお風俗業界では別系統の用法として、その日の最後の仕事(「オールラスト(All Last)」の略)を指して使う例もある。
読み・由来
読み:おーらす
語源は2系統に分かれる点に注意したい。(1)水商売・夜職で広く使われる「開店から閉店まで(通し)」の意味は、和製英語「オープンラスト(Open Last)」の略。(2)一方で麻雀の最終局・ライブやコンサートの最終日・風俗での最後の仕事といった「最後・最終」の意味は、和製英語「オールラスト(All Last)」の略で、もとは麻雀用語(南4局=最終局面)から派生して各ジャンルに転用されたとされる。キャバクラなどの水商売の文脈では、主に前者(オープンラスト)系統で用いられる。
使い方(例)
「明日オーラスで入るから気合い入れなきゃ」(キャストが開店から閉店まで通しで出勤する)/「今日のオーラスのお客様、すごく良いお客さんだったね」(開店から閉店までずっと飲んでくれた客)/「あの常連さん、いつもオーラスで飲んでいってくれるんだよね」(開店〜閉店まで滞在してくれる優良客=オーラス客)
業態による違い
同じ「オーラス」でも語源と意味が業態・文脈で分かれる。水商売(キャバクラ/スナック/ラウンジ/クラブ/ガールズバー/コンカフェ)では「オープンラスト=開店〜閉店の通し」が基本。キャバクラは風営法上、深夜0時以降の接待営業ができないため営業時間が20:00〜24:00前後の店が多く、オーラスでも実働は4〜5時間程度。一方ガールズバーなどは深夜酒類提供飲食店として0時以降も営業できるため、オーラスが指す時間帯はより後ろまで長くなる。客側の「オーラス(オーラス客)」は、席チャージやドリンクで長時間お金を使う優良客として、特にキャバクラ・クラブで重視される。なお風俗業界では「その日最後の仕事(オールラスト由来)」の意味で使う例もあり、水商売のオープンラスト系統とは別。麻雀やライブ文脈の「最終局・最終日」はさらに別系統で、混同しないようにしたい。
夜レジでの扱い
オーラスは収益面で重要な概念で、夜レジの勤怠・キャストバック計算とも自然につながる。キャストがオーラス(通し勤務)で長く入れば稼働時間が伸びてバックや時給が積み上がりやすく、客側のオーラス客は開店〜閉店まで席料・ドリンクを継続的に落とすため卓の売上が伸び、結果として指名キャストのバックや本指名売上バックにも反映されやすい。夜レジはこうした出退勤の打刻や卓ごとの売上・バックを記録・自動計算する設計になっている。
相場・注意点
「オーラス」は相場や料金そのものを指す語ではないため定価はないが、収入・売上に直結する概念として押さえておきたい。キャストにとっては通し勤務=稼働時間が増えるぶん収入増につながりやすい(時給はキャバクラで概ね3,000〜5,000円前後、ガールズバーで2,000円前後が目安。地域・店・経験で大きく変動)。客側のオーラス客は長時間にわたり席料・ドリンク代を継続的に支払うため店・キャスト双方の売上に直結し、特別手当やフリー客の優先割り当てなどキャスト評価に反映される店も多い。なお出典は業界解説サイト等で一次統計ではないため、実額は店舗ごとに要確認。
よくある質問
- オーラスとオープンラストは違うものですか?
- 同じものです。「オーラス」は「オープンラスト(Open Last)」の略で、お店の開店(オープン)から閉店(ラスト)まで通しで関わることを指します。キャストの通し勤務にも、開店から閉店まで滞在して飲むお客様にも使います。
- オーラスは「ラストオーダー」や「最終時間」の意味ですか?
- 水商売では基本的に違います。キャバクラ・スナックなどでの中心的な意味は「オープンラスト=開店から閉店までの通し」です。「最終・最後」を指す用法(麻雀の最終局、ライブの最終日、風俗でその日最後の仕事など)は別系統の「オールラスト(All Last)」が由来とされ、混同しやすいので注意してください。
出典(6件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。