GLOSSARY / 水商売用語

完全飲み直し制かんぜんのみなおしせい

業界スラングセクキャバ・おっパブ

「延長料金」というシステムを設けず、1セット(例:60分・90分など)の時間が終わるたびに、いったん会計をして次の1セット分を改めて前払いする料金システム。

定義

「延長料金」というシステムを設けず、1セット(例:60分・90分など)の時間が終わるたびに、いったん会計をして次の1セット分を改めて前払いする料金システム。時間を「延長」するのではなく「新たに飲み直す(再来店扱い)」とみなすため、指名料を含むセット料金一式がその都度発生する場合が多い。店側は料金未払いのトラブルを防ぎやすく、客側は明朗会計になりやすいとされる。

読み・由来

読み:かんぜんのみなおしせい

「飲み直し(=もう一度飲む/再来店して飲む)」に、料金システムとしての性質を強調する「完全〜制」を付した造語。1セットの終了を一区切りとし、延長ではなく“最初からもう一度飲み直す”扱いにする会計運用に由来する。なお、ホストクラブでの「飲み直し」は『初回客が本指名に切り替えて通常料金へ移行する行為』という別の意味で使われるため、料金システムとしての「完全飲み直し制」とは意味が異なる点に注意。

使い方(例)

「うちは完全飲み直し制だから、延長料金は一切かからないよ。1セット終わったら、続けるなら次のセット分を先にいただく形だね」「飲み直し制でリーズナブルに楽しめます」(店舗の料金システムの売り文句として)

業態による違い

キャバクラ本体での採用は比較的少なく、おっパブ・セクキャバ・ガールズバー・スナック系で採用例が多い傾向。スナックでは元々「時間無制限/時間制のセット料金」「都度精算制」「ボトルキープ制」など多様な会計形態があり、その時間制バリエーションの一つとして“延長を取らず都度前払い”を採る店がこの呼称を使う。ホストクラブでは「飲み直し」が別概念(初回→本指名での通常料金切替)を指すため、料金システムとしての「完全飲み直し制」はホスト系ではほぼ使われない。

相場・注意点

セット料金の相場自体はエリア・業態・ランクで大きく異なり、目安として大衆キャバクラで1セット(50〜60分)3,000〜8,000円、スナックで3,000〜6,000円程度、高級店では10,000円超。完全飲み直し制では「延長料金」という別建て項目が発生しない代わりに、次セット突入のたびに指名料等を含むセット一式が再課金されうるため、長時間滞在では延長制より割高になるケースもある。指名料が必ず再発生するか、税・サービス料の扱いは店舗ごとにばらつくため、入店前の料金確認が無難。ここに挙げた金額は一般的なセット相場からの推定を含む。

関連用語

よくある質問

延長料金とは何が違うの?
延長料金は「同じ滞在の続き」として割引額(多くはセット同額〜半額)で時間を足す方式です。完全飲み直し制は延長という概念を設けず、1セット終了ごとに次の1セット分を“新規来店扱い”で前払いするため、指名料を含むセット一式が改めて発生することが多く、長時間だと割高になる場合があります。
どんなお店で使われていますか?
キャバクラ本体での採用は少なめで、おっパブ・セクキャバ・ガールズバー・スナック系で見られます。未払いトラブルを防ぎやすく明朗会計になりやすいことから、リーズナブルさを売りにする店が採用する傾向があります。
出典(6件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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