定義
ホスト・キャストから色恋営業(疑似恋愛)を仕掛けられ、本当に付き合っている恋人のように扱われている客を指す俗語。「色彼女」の略。デートや食事をおごられるなど一見大切にされている風だが、実態は店に通ってお金を使ってもらうことを目的とした接客上の関係であり、私生活上の本当の恋人(本カノ)とは区別される。彼女として扱われるため客側からは誤解しやすいが、色恋(恋愛感情)を使って客をその気にさせるのはホストの常套的な営業テクニックとされる。
読み・由来
読み:いろカノ
「色彼女(いろかのじょ)」の略。「色」は「色恋営業(色営)」の色に由来し、恋愛感情・疑似恋愛を使った営業を意味する。ホスト業界発祥の隠語で、キャバクラ・水商売全般に広がった。ホストが客に色恋を仕掛けることを「色をかける」「色を入れる」「色恋する」と言い、その対象となった女性が「色カノ」となる。
使い方(例)
「あの子、最近○○に色を入れてるらしいよ」
「会うのが店だけなら色カノを疑った方がいい」
業態による違い
ホストクラブが本場で、ホストが女性客に対して用いるのが典型。キャバクラ・ガールズバー等では、女性キャストが男性客に同様の色恋営業を仕掛けて店に通わせる客を指し、男性客側を「色カレ(色彼氏)」と表現することがある。すなわち主体がホストなら客=色カノ、主体が女性キャストなら客=色カレ、という性別対称の使い分けがある。本質(色恋営業を受けて恋人のように扱われる客)は業態を問わず共通。
相場・注意点
相場・料金の概念がある語ではなく、営業手法・関係性を表す隠語。なお、色恋営業については規制強化の動きがあり、ホスト業界系メディアでは2025年6月の風営法改正で色恋営業が禁止と明記されたとして、「かつて用いられていた営業スタイル」と過去形で説明する記述が増えている。ただし改正の正確な条文・施行範囲・「色カノ」呼称自体の扱いまでは一次法令での裏取りができていないため、規制の詳細は所管官庁・法令で確認のこと。
よくある質問
- 色カノと本カノ(本命の彼女)はどう違いますか?
- 色カノは色恋営業を受けて恋人のように扱われている客、本カノは実際に付き合っている本命の恋人を指すのが基本です。ただし境界は曖昧で、近年は本命営業(本営)の相手も本カノと呼ぶことがあり、実務上はほぼ同義に使われるケースもあります。違いは『付き合っている事実があるか』で判断されることが多いものの、客側からの確実な見極めは難しいとされます。
- 色カノかどうかを見分ける目安はありますか?
- よく挙げられる目安は、会うのが基本的に店だけかどうかです。最初は店外で食事をおごってくれるなど本カノのような扱いを受けることもあるため一概には言えませんが、店に呼ばれてお金を使う関係である時点で、ホスト(キャスト)と客の関係である点は変わりません。確実な判別は困難とされます。
出典(4件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。