ツケを別ノートに書き写すのが面倒会計を閉じてから、誰にいくら未収かを台帳へ転記。書き忘れ・二重計上の温床。
ツケがあると、帳簿とレジ現金が合わない売上は立てたのに現金は無い。月末の照合で必ず詰まる。
「誰の客のツケか」が曖昧で揉める担当ホストが立て替えた分を給与から引くにも、根拠データが残っていない。
あとから料金を直したら、過去の売掛額がズレた「あの日のツケ、いくらだったっけ」が動いて、督促の根拠を失う。
「売掛入力」という別作業はありません。会計を締めた瞬間、請求と入金の差額がそのまま未収=売掛になります。書き写しゼロ。だから転記ミスも二重計上も、原理的に起きません。
日報の集計 ── 「売上が立った(請求)」と「現金が入った(入金)」を別物として把握
夜レジの売掛は独立した台帳ではなく、締めた会計伝票の金額の差分として構造的に生まれます。だから、できることは「入力」ではなく「追跡」です。
会計を締めた瞬間、請求と入金の差額が未収として残ります。支払を「掛売り(ツケ)」で締めるだけ。別入力ゼロで、転記ミスが起きません。
伝票は顧客と担当キャストに紐づきます。「誰の客のツケか・誰が立て替えたか」が会計データ側で確定。給与天引き運用の前提も満たします。
値引と別卓会計分を、それぞれ別の項目で保持。「まけた」のか「未払い」なのか「別卓に付けた」のかが、ひと目で区別できます。
後日回収したら、対象伝票に入金を追記(1伝票に複数回会計OK)。残額が自動で減り、完済まで「請求−入金」が未収残高として追えます。
ツケが立ってから完済するまでを、夜レジの実フィールドで順番に追います。書き写しは一度も出てきません。
会計を締めた瞬間、料金・サービス料(20%)・端数設定(100円単位)を伝票へ複製してから固定します。回収までに店舗の設定を変更しても、過去の請求額=売掛の元本は不変。金額も整数で計算する誤差ゼロ設計なので、督促・回収の確定根拠になります。
水商売の会計が破綻する一番の原因が、ここです。夜レジは「売上が立った」と「現金が入った」を最初から別物として持ちます。
「請求(売上)」と「入金(受取額)」が別。「売上は立てたが現金は未入金」を矛盾なく表現できます。
現金・カード・掛売りを区別して入金を持つから、現金売上に売掛が混ざらない。レジの実残高と帳簿が一致します。
営業日(切替9時)と日内の通し番号で、日次の売上と売掛を取り違えずに集計します。
回収=同じ伝票への入金追記。日次の現金売上は崩さず、未収残高だけが正しく減っていきます。
ツケの記録は、内部不正や認識違いが起きやすい場所。だから夜レジは「消せるけど消えない」設計にしています。
手書き台帳は転記ミス・改ざん・二重計上が起きます。夜レジは会計データそのものから売掛が生まれ(転記が存在しない)、削除はソフトデリート+欠番検知+アクセスログで改ざんが証跡に残る。いつ・いくら・誰に売掛したかの正確な記録は、回収交渉でも店舗防衛でも武器になります。
売掛の「重さ」と典型パターンは業態でまったく違います。夜レジは同じ伝票モデル(請求−入金、支払区分に掛売り)で、6業態すべてを吸収します。
売掛の比重が最大。高額ボトルを担当ホストが立て替え、後日回収。担当別の未収残高と給与天引きが生命線。「誰が・いつ・いくら・期限」を顧客×担当×メモで管理。
カード後日決済・法人ツケ(請求書払い)が発生。同伴・本指名の高額卓で「一部入金+残額掛売り」。つけ回し(別卓振替)も使われる。
法人会員・常連の月締め請求が中心。1回ごとの即時回収より、顧客別の残高を積み上げて締め日に請求する運用。顧客別の残高集計が要。
キャバとクラブの中間。会員制・指名制で、常連の少額ツケ+カード決済混在。サービス・割引運用で値引の発生頻度が高い。
ボトルキープと「常連の顔ツケ」が濃い。少額・多頻度の売掛を顧客カルテと一緒に管理。回収は次回来店時にまとめて、が多い。
客単価が低く売掛は最少。主眼は「現金とカードの分離」「日次の締め」。少額のカード決済・付け回しに同じモデルで対応。
会計=その場で全額決済して完結。「請求は立てたが入金は後日」を保持する器がありません。
ツケを会計済みにすると売上は立つが現金は無い→帳簿とレジ実残高がズレる。閉じなければ売上が立たない。どちらも破綻。
支払手段に「ツケ」を正規に持たないため、未収を構造として表現できません。
「誰の客か/誰が立て替えたか」を伝票単位で持つ仕組みがなく、担当別未収・給与天引きにつながりません。
卓をまたいで会計を付け替える概念がありません。
値引は会計上の割引で完結。「まけた」のか「まだ払ってない」のかが混ざります。