YORUNO POS ── コラム / スライド時給とは

スライド時給とは|成績で時給が上がる仕組みと加重平均の計算方法

水商売のキャスト給与で使われるスライド時給を、計算ロジック・日ごとmaxの加重平均・ポイント制/売上制/給率制の違いまで体系的に解説。

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① スライド時給とは

スライド時給とは、キャストの成績(本指名売上やポイント)に応じて時給が段階的に上がる仕組み。「本指名11本以上なら時給3,500円」「本指名売上8万円以上なら+300円」といった店舗独自の閾値で時給を決定します。

② ポイント制・売上制・給率制の違い

スライド時給の指標は店舗で異なります。本指名売上ベース(本指名でついた売上額)、ポイントベース(指名・売上から得たポイント)、給率制(本指名売上÷支払金額×100)の3方式が代表的。夜レジはルール式(DSL)でこれらをすべて表現できます。

③ 日ごとのmax × 労働時間加重平均

夜レジのスライド時給は、各出勤日ごとに「本指名売上ベース時給・ポイントベース時給・当日保証時給」の最大値を採り、それを労働時間で加重平均して月の時給を算出します。単純平均ではなく、長く働いた日と短い日が同じ重みにならない設計です。

④ なぜ加重平均か

「日替わりでスライド時給が変わるとき、月の時給をどう出すか」は競合のサービスがどこも公開していない論点。単純平均では、長く働いた日と短く働いた日が同じ重みになるため、現場の感覚と合わなくなります。労働時間で重みづけすることで、実際に貢献した分が時給に正しく反映されます。

⑤ 保証時給の役割

保証時給は体入・新人向けの最低保証で、保証期間中は当日保証額が日ごとのmax比較の対象に入り、下限として機能します。成績ベース時給が保証を上回ればそちらを採用、下回れば保証時給で支給されます。

⑥ ルール式(DSL)での店舗カスタマイズ

夜レジは「どの成績ならいくらの時給か」を店舗ごとに条件式として文字列で定義可能。{{本指名売上}} {{ポイント}} {{バック}} 等の変数を使い、四則演算・比較・論理・ceil/floor/round に対応します。

⑦ 過去不変(マスタ凍結)

スライド時給ルールを改定しても、夜レジは出勤時点で時給ルールをスナップショット凍結するため、確定済みの過去給与は1円も変わりません。

⑧ よくある質問

Q: スライド時給と保証時給の関係は?
日ごとに「売上ベース時給・ポイント時給・保証時給」のmaxを採用します。

Q: 月給の計算式は?
floor(Σ(日ごとの時給 × その日の労働分) ÷ Σ労働分)。

Q: 給率制とスライド時給の違いは?
給率制は本指名売上÷支払額×100で給与率を算出。スライド時給はその時給を労働時間で加重平均します。

本記事は夜レジの実際の管理画面・データ仕様にもとづきます。著者:中込 洸(日富士貿易 代表/水商売向けクラウドPOS「夜レジ」統括)/会社情報特商法表記/最終更新:2026年6月。

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