GLOSSARY / 水商売用語

掛け持ちかけもち

業界スラングキャバクラ

昼職や他の仕事を持ちながら夜の仕事を兼業すること、または複数の店に同時に在籍して働くこと。

定義

昼職や他の仕事を持ちながら夜の仕事を兼業すること、または複数の店に同時に在籍して働くこと。学生やOL・接客業の人が本業のかたわら夜働くケースや、夜職同士・同業他店を併用するケースを指す。「掛け持ちNG(専属のみ)」のお店も多く、可否は店ごとに大きく異なる。

読み・由来

読み:かけもち

業界固有の造語ではなく、一般語の「掛け持ち(複数のことを同時に受け持つこと)」がそのままナイトワークの文脈に転用されたもの。水商売では「昼職と夜職の兼業」「複数店舗の在籍」を指す働き方の用語として定着している。

使い方(例)

「昼間のお仕事との掛け持ちはOKだけど、同業他店との掛け持ちはダメだよ」「うちは掛け持ちNGだから、専属で働ける子を募集してるよ」

業態による違い

主に3類型に分かれる。(1)昼職との掛け持ち=OL・接客業・学生などが本業を持ちながら夜働く形で、多くのキャバクラ・スナックでOK。(2)夜職同士の掛け持ち=キャバクラとガールズバー、朝キャバ/昼キャバの併用など。(3)同業他店との掛け持ち=同種店舗を複数併用する形。キャバクラでは(3)同業他店の掛け持ちを禁止するのが一般的で、指名客の流出・売上分散・出勤日数低下による時給ダウンが理由とされる。スナックは比較的ゆるくWワーク前提の勤務が多い。同一グループの系列店や派遣登録の場合は複数店舗勤務が可能なケースもある。北海道などでは店種の定義自体が異なる点にも注意。

相場・注意点

相場や金額の概念がある語ではなく働き方を指す用語。給与面の留意点として、掛け持ちすると出勤が分散して1店舗あたりの出勤日数が減り、時給が下がりやすい(週4日以上/週3日以下で給与条件を区切る店が多い)とされる。求人サイト系コラムでは「稼ぎたいなら1店舗集中」「掛け持ちは定休日のみ出勤など副業的に使うのが現実的」との見解が見られるが、実際の給与制度は店ごとに異なる。掛け持ち可否や同業NG・系列店OK・派遣ならOKといったルールに業界統一基準はなく、必ず勤務先の規定を確認すること。

よくある質問

掛け持ちと副業・ダブルワークの違いは?
実務上はほぼ同義に混用されますが、求人サイトによっては「副業=本業以外の別の仕事」「ダブルワーク=正社員を含む複数兼業」と区別し、掛け持ちは正社員を含まない兼業や学生のアルバイトも該当する点が異なる、と説明する例があります。厳密な使い分けは出典ごとの独自定義で、業界の統一基準はありません。
掛け持ちすると時給は下がりますか?
下がりやすいと言われます。掛け持ちで出勤が分散すると1店舗あたりの出勤日数が減り、週4日以上/週3日以下などで給与条件を区切る店が多いためです。ただし実際の給与は店ごとの制度によるため、稼ぎを重視するなら1店舗に集中するのが現実的とされます。
出典(8件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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