GLOSSARY / 水商売用語

チーママちーまま

業界スラングスナック

スナック・クラブ・ラウンジなどで、店の女主人である「ママ」に次ぐNo.2の女性役職。

定義

スナック・クラブ・ラウンジなどで、店の女主人である「ママ」に次ぐNo.2の女性役職。ママの補佐役・副店長的なポジションで、自身も現役で接客をこなしながら店を取り仕切る、いわば中間管理職的な立場を指す。ママ不在時には「ママ代理」として店をまとめ、キャストの付け回し・教育・シフト調整・お客様管理・トラブル対応など実務の要を担う。雇われママと混同されがちだが、チーママはあくまで「店にママがいる前提」のナンバー2であり、店の経営権は持たない点が異なる。雇われママの店では次期ママ候補として期待されることもある。

読み・由来

読み:ちーまま

「小さいママ」を略した「小ママ(こママ)」が変化して「チーママ」になったとされる。身体の大小ではなく「ママに次ぐ2番手」という意味合い。チーママがいる店では、ママの方を「大ママ(おおママ)」と呼ぶこともある。昭和期のスナック文化のなかで定着した呼称。なお「チーフ(Chief)ママの略」とする説もネット上では見られるが、俗語辞典などでは明確に誤りと指摘されており、辞書・業界のコンセンサスは「小さいママ」説。「ママ」自体の由来(英語のma'am/mum説など)には諸説あり確定していない。

使い方(例)

「うちの店はママが土曜休みだから、その日はチーママが仕切ってるよ」「彼女、ホステスから上がって今はチーママ。来年あたり独立してママになるんじゃないかな」

業態による違い

スナックが最も典型的にチーママを置く業態で、カウンター越しの接客をママとチーママが二人で回す形が中心。クラブ・ラウンジはより格式があり、同じ立場を「ナンバー2」と呼ぶこともある。一方、キャバクラ・ガールズバーでは「チーママ」という呼称はあまり使われず、ナンバーワンや役職名(主任・幹部候補など)で表現される傾向がある。「ママ/チーママ」という体系は、スナック・クラブ系の文化に強く根ざした言い方。

相場・注意点

給料は店の規模・地域・売上で差が大きく、月給30〜50万円程度が一つの目安とされる(出典は求人・業界解説サイトで一次統計ではないため、実額は店舗ごとに要確認)。基本時給に加えてボトルバック・売上バックが付き、月2〜3万円程度の役職手当が付く例もある。提示例としては繁華街で日給12,000〜20,000円・月収30〜50万円、都市部や地方で日給8,000〜15,000円・月収25〜40万円といった幅も見られる。売上バックが乗ることで一般キャストとの差が大きくなりやすい。違法性のある語ではない。

関連用語

ママ雇われママ大ママホステスボトルバック付け回し

よくある質問

チーママと雇われママの違いは何ですか?
チーママは「店にママがいる前提」でのナンバー2(補佐役)で、店の経営権は持ちません。一方の雇われママは、オーナーから店の運営をまかされた実質的な店長で、経営の意思決定により近い立場です。雇われママの店では、チーママが次期ママ候補として育てられることもあります。
チーママの語源は「チーフママ」ですか?
いいえ。「チーフ(Chief)ママの略」とする説もネット上では見かけますが、俗語辞典などでは誤りとされています。辞書・業界での主流は「小さいママ」を略した『小ママ(こママ)』が変化したという説で、身体の大小ではなく『ママに次ぐ2番手』という意味合いです。
出典(4件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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