定義
クラブ・ラウンジ・スナックなどの夜のお店で、店の責任者・経営者として店全体を切り盛りする女性。接客はもちろん、ホステス(キャスト)の育成やフォロー、売上・仕入れの管理、トラブル対応、店の雰囲気づくりまで幅広く担う、お店の「顔」となる存在。ママの人柄やキャラクターがそのまま店のカラーや商品価値に直結する。店を経営する立場の「オーナーママ(経営者兼ママ)」と、別に経営者がいる店に運営責任者として雇われる「雇われママ」の2タイプに大別される。
読み・由来
読み:まま
由来ははっきりしておらず諸説ある。有力説として、戦後の飲み屋で店の責任者を務める女性を米軍兵士が「マム(mum/ma'am)」と呼んだことが定着したとされるが、裏付けは弱い。なお補佐役を指す「チーママ」は「小さいママ」が語源とされる。
使い方(例)
「あの店のママは銀座でも有名な人だよ」
常連が「ママに会いに来た」とスナックに通う。「うちは雇われママだから、売上はオーナーと折半なの」
業態による違い
スナックのママはカウンター越しに客と対面し、家庭的でアットホームな近い距離感の接客が中心。料金もリーズナブルで、親しみやすさ・人間味が重視される。一方クラブ/ラウンジのママは複数のホステスを統括する組織的なマネジメント能力が求められ、格式や礼儀作法が重んじられる。銀座など高級クラブのオーナーママは月商1,000万〜2,000万円規模に達することもある。
相場・注意点
年収相場はスナックのママでおおむね300万〜600万円(月収25万〜50万円程度)。給与体系は、雇われママが「売上折半制」(自分の客の売上の一定割合が報酬。割合は出典により40〜60%、銀座のクラブでは税・立替・ホステスチャージ等を引いた『要入』の45〜52%など幅がある)、オーナーママは店の売上から家賃・人件費等の維持費を引いた額が取り分となる。オーナーママは年収1,000万円以上も珍しくないとされる。固定給+歩合(同伴バック・ドリンクバック・売上バック)の形も一般的。相場は店の規模・地域・売上で大きく変動し、出典によって差がある点に注意。
よくある質問
- ママとチーママの違いは?
- ママは店の責任者・経営者として店全体を切り盛りする女性。チーママは「小さいママ」が語源とされる補佐役で、ママをサポートしつつ将来のママ候補として現場を回す立場です。一般的にはホステス→チーママ→ママの順で出世していきます。
- オーナーママと雇われママの違いは?
- オーナーママは店を所有・経営する立場で、店の売上から家賃や人件費などの維持費を引いた額が取り分になります。雇われママは別に経営者(オーナー)がいる店に運営責任者として雇われる立場で、給与は固定給や売上折半制(自分の客の売上の一定割合が報酬)が一般的です。
出典(6件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。