① 紙のボトル管理ノート・個人アプリの限界
ボトルネーム名を紙で管理すると、来店のたびに棚をめくって探し、保管期限は人の記憶頼り。顧客情報をキャスト個人のアプリで持てば、退職とともにお店から消えます。夜レジは顧客・ボトル・ヘルプ・会計・給与を一つの伝票でつなぐため、入力の二度手間や属人化が起きません。
② ボトル管理:銘柄・ボトルネーム名・配置場所・利用開始日まで1本ずつ記録
| ボトルの記録項目 | 内容 |
|---|---|
| ボトルネーム名 | 必須項目。「/」区切りで複数名を保持でき、連れ客でのボトル共有にも対応。 |
| 銘柄(商品) | 商品マスタと紐付け。シャンパン・焼酎などの銘柄を特定。 |
| 配置場所 | 棚のどの位置に置いたかを記録。来店時にすぐ取り出せる。 |
| 利用開始日 | キープを始めた日。ここを起点に保管期限を自動算出(→③)。 |
| ステータス | 「棚に保管中」/「利用中(今この卓で開けている)」の2状態で区別。 |
| 紐付け顧客 | 顧客カルテと連携。未紐付け(顧客なし)でも登録できる。 |
競合の多くは「ボトル一覧の表示」や「名前検索」までですが、夜レジは物理的な配置場所と棚/利用中のステータス区別まで1本ずつ持ちます。
③ ボトルの期限はどう管理する? ── 利用開始日+保管日数で自動算出
利用開始日 + 保管日数(店舗設定・既定90日)期限の警告日数(既定14日)を切ると警告対象に。保管日数・警告日数はどちらも店舗ごとに設定できます。
「いつまで保管するか」を人の記憶や付箋に頼ると、期限切れに気づかず処分してトラブルになります。夜レジは利用開始日を基準に残り日数を自動計算し、期限が近いボトルを早めに把握できます。
④ 顧客カルテで何を残せる? ── 会計と連動して自動蓄積
| 顧客カルテの項目 | 活用 |
|---|---|
| 氏名・ふりがな・誕生日 | バースデー営業、呼びかけ。 |
| 電話・住所・会社 | 連絡・送迎・法人客の管理。 |
| 自由メモ | 好みのお酒・接客の特徴・同伴/アフター等を引き継ぎ。 |
| ボトルネーム名 | キープ中のボトルを顧客カルテから把握(「/」区切りで複数)。 |
| 来店履歴・売上 | 会計確定と連動して自動で蓄積(手入力不要)。 |
⑤ 来なくなった・出禁の顧客はどうする?履歴を残したまま論理非表示
「もう来ないお客様をリストから消したいが、過去の売上まで消えると困る」——これは現場で実際にある悩みですが、店舗POSの文脈で答えている競合がほとんどありません。夜レジは表示フラグで顧客一覧から消すが、来店履歴・売上は残す論理非表示に対応します。
物理削除(完全に消す)
顧客レコードを削除しても、変更履歴(監査ログ)に全項目が残り、後から追跡できる。
論理非表示(おすすめ)
一覧から隠すだけで、過去の来店履歴・売上は保全。出禁・削除依頼・休眠客の整理に。
個人情報の取り扱い・削除依頼への具体的な対応方針は、お店の運用ポリシーに沿ってご判断ください。
⑥ ヘルプの着席記録が、バック配分の根拠になる
「ヘルプにはバックがつかない」は業界の常識として語られがちですが、夜レジはヘルプ着席を伝票に記録し、貢献を可視化・配分できる設計です。本指名キャストがいないフリー卓のボトルバックは、その卓に着いた場内(ヘルプ)キャスト全員で均等に分けます(店舗設定の場内バック率で算出)。これは競合・個人アプリのどこも触れていない論点です。
ボトル ¥60,000→場内A場内B場内C
バックの計算ロジック全体は キャストバック自動計算 をご覧ください。
⑦ 退職キャストの顧客情報持ち出しを防ぐ
水商売は人の出入りが多く、顧客リストの持ち出しは深刻なリスクです。夜レジは全データを店舗に紐づけて保有し、削除しても変更履歴(監査ログ)に記録が残るため、不正な書き換え・持ち出しに改ざん検知レベルで備えます。アクセス権限は役割(オーナー/会計/スタッフ等)と画面単位で制御できます。
権限・監査ログの詳細は 権限・監査ログ をご覧ください。
⑧ 業態別の使いかた
キャバクラ/ラウンジ
来店履歴・好み・担当キャストをカルテに蓄積。ヘルプ着席もバック配分の根拠に。
クラブ・ホスト
高額ボトル・シャンパンの配置場所と期限を管理。連れ客の共有ボトルにも対応。
スナック/ガールズバー
常連のボトルキープと顧客メモを軽快に。少人数運用でも紙からの脱却が容易。
⑨ なぜ個人用アプリ・汎用POSでは代わりにならないのか
| 個人用アプリ | 汎用POS | 夜レジ | |
|---|---|---|---|
| データの保有者 | キャスト個人 | 店舗 | 店舗(多店舗は本部連結) |
| ボトルの配置・ステータス | — | 非対応 | 配置場所+棚/利用中で区別 |
| 期限の自動算出・警告 | アプリ次第 | 非対応 | 利用開始日+保管日数で自動 |
| 来店履歴の自動蓄積 | 手入力 | 会計と別管理 | 会計確定と連動で自動 |
| ヘルプ記録とバック配分 | — | — | 着席記録が給与配分の根拠 |
| 退職時のデータ持ち出し | 本人が持ち去る | — | 店舗保有+監査ログで抑止 |
⑩ よくある質問
キャバクラのボトルキープはシステムでどう管理するの?紙やノートと何が違う?
ボトルキープの期限はどう設定・通知される?期限切れボトルは一覧で分かる?
ボトルを棚のどこに置いたか(配置場所)まで記録できる?
顧客カルテにはどんな項目を記録できる?来店履歴は自動で残る?
来なくなった・出禁のお客様や、削除依頼があったお客様のデータはどうできる?
ヘルプで着席したキャストの記録は残る?バック(給与配分)にどう反映される?
退職するキャストによる顧客情報の持ち出しは防げる?
キャバ嬢個人が使う顧客管理アプリと、店舗POSの顧客管理は何が違う?
1本のボトルを連れ客で共有する場合も管理できる?
本記事は夜レジの実際の管理画面・データ仕様に基づきます。著者:中込 洸(日富士貿易 代表/水商売向けクラウドPOS「夜レジ」統括)/会社情報・特商法表記/最終更新:2026年6月
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