① ホステス報酬の源泉徴収とは
ホステス・コンパニオン等の報酬・料金の源泉徴収は、所得税法上「報酬・料金等の源泉徴収」に該当します。支払金額から「5,000円 × 計算期間の日数」を差し引いた残額に税率を掛けて源泉徴収します(出典:国税庁 タックスアンサー No.2807)。
② 計算式の正確な定義
源泉徴収額 = ceil( (報酬 − 5,000円 × 暦日数) × 税率 )。税率は所得税法上で定められており、超過分には別税率が適用されます。最終的な税務判断は税理士にご確認ください。
③ 「暦日数」とは何か(営業日数ではない)
重要な論点として、ここでの「日数」は暦の日数であって、営業日数・出勤日数ではありません。多くの解説記事が「営業日数」と誤記しているため、ここを正しく実装しているかが製品選定で重要です。
④ 計算期間の暦日数の決め方
前期締め(1〜15日)=15日/後期締め(16〜末日)=月末日−15/通期締め(月次)=その月の末日(暦日数)として、計算期間ごとに暦日数を確定します。前期・後期締めは半月締めの店舗で使われます。
⑤ ホステス控除方式と通常方式の違い
ホステス控除方式=(報酬 − 5,000円 × 暦日数) × 税率。通常方式=報酬 × 税率(5,000円控除なし)。雇用形態や店舗の運用ルールで方式が分かれます。夜レジは両方式に対応。
⑥ 切上計算の理由
源泉徴収額の計算では切上(ceil)が標準とされます。端数を切り捨てると本来の納税額に届かない可能性があるため、安全側に切り上げます。
⑦ 雇用形態の分岐(雇用vs業務委託)
雇用(給与所得)と業務委託(報酬)では、源泉徴収の扱いが法的に異なります。POSは形態に応じた計算を分岐できるべき。夜レジはスタッフごとに形態を設定し、源泉計算ロジックを正しく分岐します。
⑧ 過去不変(マスタ凍結)の重要性
税率の改定があっても、夜レジは伝票・出勤時点で税率をスナップショット凍結するため、過去の源泉計算は変わりません。税務調査・修正申告での説明資料として使えます。
⑨ よくある質問
Q: 5,000円控除は出勤日数ですか?暦日数ですか?
暦日数です(前期15日/後期=月末日−15/通期=その月の末日)。
Q: ホステス控除と通常方式、どちらが適用される?
店舗の運用と雇用形態で分かれます。最終判断は税理士に。
Q: 税率改定があったら過去の源泉も変わる?
夜レジは変わりません(マスタ凍結)。