GLOSSARY / 水商売用語

周年しゅうねん

業界スラングキャバクラ

店舗の開店記念日(グランドオープン記念)を祝う、水商売の大型イベントのこと。

定義

店舗の開店記念日(グランドオープン記念)を祝う、水商売の大型イベントのこと。開店から毎年1回開催され、「1周年」「3周年」「5周年」「10周年」など節目の年はとりわけ盛大に行われる。常連客・太客への感謝を名目に高額ボトルやシャンパンが集中して動きやすく、年間でも有数の売上の山になると同時に、店が長く続いている事実を示すブランディングの機会でもある。ホスト/キャスト個人については「入店○周年(入店記念日)」を祝うパターンもあり、本人の誕生日(バースデー)と合わせて「周年兼バースデー」として開催されることもある。

読み・由来

読み:しゅうねん

一般語の「周年(ある時点から1年が経過した節目)」をそのまま転用した語で、業界独自の造語ではない。ナイトワーク文脈では「店舗の開店○周年」を祝う営業イベントを指すのが第一義。キャスト/ホスト個人については「入店○周年」として用いられる。

使い方(例)

「来月うちの店3周年だから、太客に声かけて周年回そう」「周年とバースデー被ってるから、合同(周年兼バースデー)でやるわ」

業態による違い

店舗の周年は業態を問わず(キャバクラ・クラブ・ガールズバー・ホストクラブ・スナック等)広く行われる定番イベント。一方、「キャスト/ホスト個人の入店周年」を売上イベント化する文化は、指名・推し文化の強いホストクラブやキャバクラで顕著。スナックやガールズバーなど客単価の低い業態では、店舗周年は割引提供や振る舞い酒など「客側の負担を軽くした感謝祭」寄りの性格になりやすく、シャンパンタワー級の大型売上を狙うのは主にキャバクラ・クラブ・ホストクラブ。

夜レジでの扱い

夜レジでは周年・バースデー・昇格(就任)が「売上の柱となる定番イベント」として把握対象になり、イベント日の売上やボトル・シャンパンの動きを通常営業日と切り分けて確認できる。

相場・注意点

バースデーイベントが「キャスト/ホスト個人主催・客の負担が最大・年間最高売上を狙う日」であるのに対し、周年は「店舗主催・客の負担は相対的に軽め・店全体で盛り上げる」という棲み分けが一般的(両者を合わせた「周年兼バースデー」も実在する)。予算の参考値(ホスト系媒体の自己申告)では、祝い参加で3万〜10万円、本格的な祝いで10万円〜、タワーを組む規模だと数十万〜数百万円とされるが、地域・店格・業態による幅が大きい。なお出店記念日を祝うイベント自体に違法性はない。

関連用語

バースデーイベント昇格祭就任イベントシャンパンタワー太客指名イベント営業

よくある質問

周年とバースデーは何が違うの?
周年は「店舗の開店記念日」を店主催で祝うイベントで、客の負担は比較的軽めです。バースデーはキャスト/ホスト個人の誕生日を祝うイベントで、客への負担が大きく年間最高売上を狙う日になりやすい、という棲み分けが一般的です。両方を合わせた「周年兼バースデー」もあります。
「入店周年」って何?
店舗の開店記念ではなく、キャスト/ホスト個人がその店に入店した記念日(入店○周年)を祝うパターンです。指名・推し文化の強いホストクラブやキャバクラで売上イベント化されやすく、本人の誕生日と合わせて開催されることもあります。
出典(5件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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