GLOSSARY / 水商売用語

趣味マクしゅみマク

業界スラングホストクラブ

営業・売上とは一切関係なく、キャストやホスト自身の好意・興味本位といった個人的な感情で客と肉体関係を持つこと。

定義

営業・売上とは一切関係なく、キャストやホスト自身の好意・興味本位といった個人的な感情で客と肉体関係を持つこと。「趣味で枕(=性行為)をする」を略した語で、来店や売上を目的とする「枕営業」とは明確に区別される。仕事上のメリットはほとんどないとされ、純粋に「見た目や性格がタイプ」「ただの興味本位」といった理由で行われる点が特徴。

読み・由来

読み:しゅみマク

「趣味」+「枕(=性行為を指す業界の隠語)」の複合語「趣味枕(しゅみまくら)」が縮約されて「趣味マク」となったもの。「枕」は水商売・ホスト業界で性交渉を意味する隠語で、これに「営業手段ではなく個人的趣味で行う」という意味で「趣味」を冠した造語。札幌ススキノ系のホスト用語集では2012年時点で既に「趣味マク」の語が確認でき、相応に古くから業界内で流通している隠語。

使い方(例)

「あの子、あの客とは趣味マクらしいよ。売上には全然繋がってないみたい」

「それ営業の枕じゃなくて完全に趣味マクだろ、店にバレたら風紀でアウトだぞ」

業態による違い

ホストクラブ・キャバクラ・ガールズバー・スナック等の接待飲食(風営法2号営業)業態で広く使われる。ホスト業界では「趣味枕(しゅみまくら)→趣味まく」の形で頻出し、好みの客と営業ではなく個人的感情で性行為をするホストを指す(あわよくば来店してくれたら、という淡い期待程度)。キャバクラ・ガールズバー側では女性キャスト目線で「売上関係なくタイプの客と肉体関係を持つこと」として用語集に収載される。性別による枕の効力差(男性客=満足して通わなくなりがち/女性客=入れ込んで通う傾向)が業態差として語られることがあり、ホスト業界の方が枕・趣味枕にまつわる言説が多い。

相場・注意点

業務上のメリットがほぼ無いとされる点が枕営業との最大の違い。客側・キャスト/ホスト側の双方にとって色恋沙汰・金銭・他キャストの客との関係などトラブルの温床になりやすい。多くの店舗には「風紀ルール(風紀)」という暗黙の規則があり、客やボーイ(スタッフ)との恋愛・肉体関係を禁止しているため、趣味マクは原則として店内ルール違反に当たる。違反時は謹慎・退店処分、ホストでは他の担当の客との肉体関係・交際・連絡に対し50万円規模の罰金ペナルティを科す店も報告されている。なお2025年6月28日施行の改正風営法は「色恋営業(本営)」や売掛金回収目的の売春・性風俗勤務要求等を規制したが、これらは営業手法・債権回収絡みの規制であり、純粋に個人的感情で行う「趣味マク」そのものを直接規制対象とする条文ではない(ただし店の風紀ルール違反や各種トラブルリスクは別途残る)。

関連用語

枕営業色恋営業本営趣味彼セフレ

よくある質問

趣味マクと枕営業の違いは?
枕営業は「客を来店させる・売上を上げる」ことを目的に行う営業手法ですが、趣味マクは売上や営業とは一切関係なく、好意や興味本位といった個人的な感情で肉体関係を持つことを指します。趣味マクには仕事上のメリットがほとんどないとされる点が最大の違いです。
趣味マクは店のルール違反になりますか?
多くの店には客やボーイとの恋愛・肉体関係を禁じる「風紀」という暗黙のルールがあり、趣味マクは原則としてこれに抵触します。違反時は謹慎・退店処分や罰金ペナルティを科す店も報告されています。ただしルールや罰則は店舗によって差があります。
出典(4件)・監修

監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。

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