定義
客がシャンパンや高級ボトルなどの高額な注文をするよう、キャストが言葉や雰囲気で促す営業テクニック。動詞では「煽る(あおる)」。「あの客は○○を頼んだ」と他客を引き合いに対抗心を刺激する、甘えてお願いする、流れでお酒を決めてしまうなど手法は幅広く、売上を伸ばすための代表的な手法の一つとされる。
読み・由来
読み:あおり
一般語「煽る(火や感情をあおり立てる、勢いづける)」が接客現場に転用されたもの。客の購買意欲・対抗心・高揚感を「あおり立てて」高額注文へ導く行為を文字どおり「煽る」と呼んだのが語源とされる。初出時期や命名者など厳密な起源は特定できない。
使い方(例)
「卓にボトルないじゃん、なに飲むなに飲む?」と新しいボトルの追加を促す。/ヘルプがソフトに煽り、担当がストレートに煽ってボトルを入れてもらう。
業態による違い
ホストクラブで最も中心的に使われ、ヘルプによるソフトな煽りから担当のオラオラ系ストレートな煽りまで幅広い。キャバクラでも同義で、個人営業型と店ぐるみのイベント連動型の両方を含む。「高額注文への誘導」という基本の意味は業態を問わず共通。一方、スナック・ガールズバーのように単価が低く高級ボトル・シャンパン文化が薄い業態では、典型的なテクニックとしては語られにくい。
相場・注意点
相場や価格に直接ひもづく用語ではなく営業行為の名称。対象は主にシャンパンや高級ボトル(飾りボトル)などの高単価商品で、シャンパンコールやゲームと組み合わせてボトルを空にし新規注文へつなげる文脈で語られる。客側からは「煽りに乗って高い酒を入れすぎる」リスクとして注意喚起される話題でもある。
よくある質問
- 「煽り」は色恋営業のことですか?
- いいえ。煽りは高額注文を促す営業手法を指す言葉です。色恋営業の中で煽りが使われることはありますが、煽り自体は売上系(営業手法)の用語として整理するのが正確です。
- どんな業態で使われますか?
- ホストクラブで最も中心的に使われ、キャバクラでも同義で使われます。シャンパンや高級ボトル文化のある業態で典型的で、単価の低いスナックやガールズバーではあまり語られません。
出典(5件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。