定義
卓上に置いて氷をストックしておくバケツ型の容器。ボトルキープ客の「セット」(ボトル・グラス・割り材・コースターなど)とともにテーブルに用意され、キャストや黒服がここからトングで氷をすくってグラスに入れ、水割りやロックを作る。材質はステンレス製・ガラス製・アクリル製・陶器製などがあり、保冷力や扱いやすさが異なる。あらかじめ氷を入れてバックヤードに置いておけば、複数注文時のドリンク作りを時短できる、飲食店のボトル提供に欠かせない備品でもある。
読み・由来
読み:あいすぺーる
英語 "ice pail"(氷の手桶・バケツ)の外来語。バー・飲食業界で広く使われる業務用ドリンク備品の名称が、そのまま水商売の現場用語として定着した。同義で「アイスバケツ/アイスバケット(ice bucket)」とも呼ばれる。
使い方(例)
「ペール、氷少なくなってきたから交換しといて」
「セット出して。ボトルとアイスペールとグラス、お願い」
業態による違い
スナック・キャバクラ・クラブ・ラウンジなど、ボトルキープして卓上で割って飲ませる業態で必須の備品。客席のテーブルに常設し、キャストが氷を補充しながら接客する。氷が減ったら「ペール交換お願いします」と下げて補充するのが現場の言い回し。オーセンティックバーではカウンター内のバーテンダー側で使われ、客が直接触れないことも多い。なお、ワインクーラー/シャンパンクーラーは容量が大きくボトルごと氷水で冷やす別物で、グラス用の氷をすくうアイスペールとは用途が異なる。
相場・注意点
業務用のアイスペールは通販で概ね数百円〜3,000円前後で流通(ステンレス2重断熱の1〜3L大容量タイプ、ガラス製、割れにくいアクリル製など)。店舗の備品(什器)扱いで、キャストが個人負担することはほぼなく、店が用意する。卓上ではトング・マドラーがセットで挿してあるのが基本。なお「アイスペール」と「アイスバケツ/アイスバケット」は現場ではほぼ同義で互換的に使われるが、グラス用の氷をすくう容器と、ボトルごと冷やすワインクーラー的な容器を区別する文脈もあり、線引きは店や話者によって揺れる。価格はあくまで通販価格の目安で、店舗の調達価格(まとめ買い・什器ロット)とは別。
よくある質問
- アイスペールとワインクーラー(シャンパンクーラー)は何が違いますか?
- アイスペールは、グラスに入れる氷をストックしておく卓上の容器です。トングで氷をすくって水割りやロックを作るために使います。一方ワインクーラー/シャンパンクーラーは容量が大きく、ボトルごと氷水に浸して冷やすための別物です。用途が異なります。
- アイスペールはキャストが自分で買うものですか?
- いいえ。アイスペールは店舗の備品(什器)で、店が用意します。キャストが個人負担することはほぼありません。卓上ではトングやマドラーがセットで添えてあるのが基本です。
出典(9件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。
- https://www.try18.jp/column/kouza/
- http://www.e--j.jp/how-to-make/
- http://westernsaddle.com/cabaretclub-arcane-language/
- https://snack-hanare.jp/2025/12/19/
- https://tenposbusters.co.jp/news/2166
- https://www.olive-hitomawashi.com/shikohin/2020/11/post-11045.html
- https://girlsbaito.jp/single_tgb?id=607
- https://store.shopping.yahoo.co.jp/satonana/13070516.html
- https://item.rakuten.co.jp/musouka/220512hj01/