YORUNO POS ── 機能 / 料金・税設定

料金・税設定

セット料金・サービス料率・税率・店舗別の丸め設定を細かく設計可能。料金改定しても過去の伝票・給与・売上集計は1円も変わらない、マスタ凍結による「過去不変」が夜レジの土台です。

✓ 全機能に含まれる(月額29,800円・税込)
夜レジの料金設定画面。セット料金・サービス料率・税率・端数の丸め方式が店舗別に設定されている
実際の管理画面「料金設定」── セット料金・サービス料率・税率・丸めを店舗別に設計

① 夜レジの料金・税設定でできること

夜レジの料金・税設定は、セット料金(時間帯・人数・男女別)・サービス料率・税率・端数の丸め設定までを店舗ごとに自由に設計できる機能です。設定した値は会計・売上分析・キャストバック・給与計算のすべての起点となり、改定しても過去の数字は1円も変わりません。

「料金マスタを変えただけで、確定済みの売上や給与が遡って変わってしまった」——これは経営判断の根拠を揺るがし、キャストとの信頼を壊します。夜レジは料金マスタを伝票時点・出勤時点でコピー凍結する設計のため、改定は今日以降にだけ効きます。これが他の汎用POSにはない、夜レジの仕様レベルの差別化です。

② セット料金の設定 ── 時間帯・人数・男女・業態別に自由設計

夜レジのセット料金は、時間帯(19時台・20時台...)・人数(1名・2名・グループ)・男女・延長フル/ハーフなど多軸で設計できます。同じ業態でも複雑なセット体系を持つ店舗にそのまま対応します。

水商売のセット料金は「平日のレディースは2,000円、土曜の男性は5,000円、深夜以降は男性のみ7,000円」というように、複数の条件で細かく分かれることが珍しくありません。夜レジは時間帯・人数・男女・延長などの条件を組み合わせたセット定義を作れるため、料金体系をそのままデジタル化できます。会計時には自動で正しいセット料金が選ばれます。

  • 時間帯別 19時台/20時台/23時以降など、時間帯ごとに料金を変えられる。
  • 人数別 1名・2名・3名以上などで料金を変えられる。
  • 男女別 男性/女性/指定なしで料金を変えられる。
  • 延長別 延長フル・延長ハーフでそれぞれ料金を持つ(バック対象の有無も設定可)。

③ サービス料率の設定 ── 中間計算は高精度のまま1円単位に丸める

夜レジのサービス料率はパーセント単位で店舗別に設定できます。サービス料の中間計算は高い精度のまま保持し、最終的に店舗の丸め設定で1円単位に丸めるため、計算精度のズレが起きません。

サービス料20%・25%・30%などの設定が一般的ですが、「税抜小計に対して」「合計に対して」「特定カテゴリのみ」など計算ルートで端数の出方が異なります。夜レジは金額・率・サービス料の中間値を高い精度で保持し、最終の丸めだけを行うことで、複数会計を合算しても誤差が出ない設計になっています。

サービス料の計算は 会計・テーブル管理 の中で実際に動きます。

④ 税率の設定 ── 消費税・酒税の改定にも追従

夜レジは税率を店舗別に設定でき、税込/税抜の表示にも対応します。消費税率の改定や軽減税率の扱いにも設定変更だけで対応でき、改定後も過去の伝票は当時の税率で凍結されたまま動きません。

消費税率の改定が起きると、多くのPOSで「過去の数字をどう扱うか」が問題になります。夜レジは伝票時点で税率もコピー凍結するため、改定後に過去の集計を出しても、当時の税率での金額がそのまま見えます。「税率改定で過去数字が変わってしまった」という事態を構造的に避けられます。

税務上の最終判断は税理士にご確認ください。源泉徴収の扱いは 給与計算 ページおよび国税庁 タックスアンサー No.2807 をご覧ください。

⑤ 丸め設定 ── 切上・切捨・四捨五入を店舗別に選択

夜レジは端数処理(切上/切捨/四捨五入)と丸め単位(1円/10円/100円)を店舗別に設定できます。同じグループ店でも、店舗ごとに違う方針を運用できる柔軟性があります。

サービス料・税の計算で必ず出る端数。一般POSは「切捨て一律」のことが多く、店舗ごとの方針差を表現できません。夜レジは丸め方式と丸め単位を分けて設定できます。「サービス料は切上で、税は四捨五入」のように、要素ごとの丸めも調整できます。

  • 丸め方式 切上/切捨/四捨五入。
  • 丸め単位 1円/10円/100円。
  • 顧客向け/キャスト給与向けで別設定 顧客請求は切捨、キャスト給与は切上、などの分離設計が可能。

⑥ 料金改定は「今日以降」にだけ効く ── 過去不変の原則

夜レジの最大の特徴は、料金マスタを改定しても過去の伝票・確定済みの給与・売上集計が1円も変わらないことです。伝票・出勤の時点でマスタ値をコピー凍結する設計のため、改定は今日以降にのみ反映されます。

これは仕様書レベルで設計に組み込まれた「過去不変」の原則です。多くの汎用POSは料金マスタを動的に参照するため、料金を変えると過去の集計も変わってしまいます。夜レジは伝票確定時に、料金・税率・バック率・サービス料率をその時点の値でコピーして固定するため、後から設定を変えても過去のレコードは1円も変わりません。

2026年5月1日 セット料金 5,000円
↓ 会計確定(伝票にコピー凍結)
2026年6月2日 セット料金を 6,000円に改定
5月の伝票は 5,000円のまま/6月以降は 6,000円

この仕組みは キャストバック給与計算売上分析 でも一貫しています。経営判断とスタッフ信頼を同時に守ります。

⑦ 店舗ごとに独立した設定 ── グループ店でも完全分離

夜レジは全データを店舗ごとに分けて持つ設計のため、グループ店でも店舗ごとに料金・税・丸め設定を完全に分離できます。同じグループでも「A店はサービス料20%、B店は25%」のような運用が可能です。

多店舗運営では「グループ統一料金」と「店舗別カスタム」の両方が求められます。夜レジは設定の単位を店舗にしているため、本部から全店共通の方針を流すこともできれば、店舗ごとに独自の料金体系を持つこともできます。本部ダッシュボードからは、店舗ごとの料金設定を一覧で確認できます。

⑧ 変更履歴 ── 料金改定の記録がすべて残る

料金・税・サービス料率・丸め設定の変更は、すべて変更履歴(監査ログ)に、あとから書き換えられない形で記録されます。誰が・いつ・どの値をどう変えたかを後から追跡でき、税務調査・トラブル時の説明資料にもなります。

料金マスタは売上と給与の根幹に直結します。これを「いつ・誰が・どう変えたか」が追えない運用は、内部統制の観点でリスクです。夜レジは料金設定の変更履歴を残し、操作した人まで記録するため、税務調査や内部監査での説明責任に応えられます。詳細は 権限管理・監査ログ をご覧ください。

⑨ 業態別の料金設計

業態によって料金体系が大きく異なります。夜レジは同じ料金設定の仕組みで業態ごとの違いを吸収します。

  • キャバクラ/ラウンジ 時間帯×人数×男女のセット料金、指名チャージ、延長フル/ハーフを詳細設計。サービス料20-25%が一般的。
  • クラブ・ホスト 高額セット・延長料金。サービス料25-30%。高い丸め単位(100円)での運用も。
  • スナック/ガールズバー シンプルなセット料金。サービス料なしでもOK。少人数店舗の柔軟な料金設計に対応。

⑩ 一般POSとの違い ── なぜ汎用POSでは水商売の料金設定が難しいのか

一般POS(Airレジ・スマレジ・Square等)の料金マスタは商品×単価が基本で、時間帯・人数・男女・延長フル/ハーフのセット料金、複雑なサービス料計算、店舗別丸め設定までは想定されていません。夜レジは水商売専用にこれらを料金マスタの中核に組み込んでいます。
項目一般POS夜レジ
商品単価設定○(1円精度)
時間帯×人数×男女のセット料金限定的多軸で自由設計
延長フル/ハーフ非対応個別料金+バック対象設定
サービス料の中間精度整数で計算高精度で保持
店舗別の丸め方式・単位一律設定店舗別+要素別で個別設定
料金改定後の過去不変—(変動する)凍結して完全保護
料金変更の記録限定的全変更を記録

⑪ よくある質問

セット料金は時間帯・人数・男女で別々に設定できますか?
できます。時間帯(19時台・20時台...)・人数(1名・2名・グループ)・男女・延長フル/ハーフを組み合わせて自由に設定できます。会計時には自動で正しいセット料金が採用されます。
料金を改定したら、過去の伝票や売上集計は変わりますか?
変わりません。夜レジは料金マスタを伝票・出勤の時点でコピー凍結する設計のため、改定は今日以降にのみ反映されます。過去の数字は1円も動きません。
サービス料率はどう設定しますか?端数の処理はどうなりますか?
サービス料率はパーセント単位で店舗別に設定できます。中間計算は高い精度で保持し、最終的に店舗の丸め設定(切上/切捨/四捨五入×1円/10円/100円)で丸めます。複数会計の合算でも誤差が出ません。
消費税率の改定にはどう対応しますか?
税率は店舗別に設定変更できます。改定後の伝票は新税率で計算され、過去の伝票は当時の税率で凍結されたまま動きません。税務上の最終判断は税理士にご確認ください。
端数の丸め方は店舗ごとに変えられますか?
変えられます。丸め方式(切上/切捨/四捨五入)と丸め単位(1円/10円/100円)を店舗別に設定できます。さらに顧客請求とキャスト給与で別の丸め設定にすることも可能です。
グループ店で店舗ごとに料金を変えられますか?
変えられます。夜レジは全データを店舗ごとに分けて持つ設計のため、店舗ごとに独立した料金・税・サービス料率・丸め設定を持てます。本部から全店設定を確認することも可能です。
料金変更の履歴は残りますか?
残ります。変更履歴(監査ログ)に、料金マスタの追加・更新・削除がすべて、あとから書き換えられない形で記録されます。誰がいつどの値をどう変えたかを後から追跡できます。
延長料金とバック対象の関係はどう設定しますか?
延長料金(フル/ハーフ)ごとに、バック対象に含めるかどうかを設定できます。「延長して初めて指名バックが成立する」というような店舗ルールも、料金マスタとバック設定の組み合わせで実装可能です。バック計算の詳細は キャストバック自動計算 をご覧ください。
一般POSの料金マスタとは何が違いますか?
一般POSは商品×単価が基本で、水商売特有の時間帯・人数・男女・延長フル/ハーフのセット料金、高精度のサービス料計算、店舗別の丸め設定、過去不変までは想定されていません。夜レジは水商売専用にこれらを料金マスタの中核に組み込んでいます。

本記事は夜レジの実際の管理画面・データ仕様にもとづきます。著者:中込 洸(日富士貿易 代表/水商売向けクラウドPOS「夜レジ」統括)/会社情報特商法表記/最終更新:2026年6月。税務上の最終判断は税理士にご確認ください。

料金も、税も、丸めも。改定しても過去は動かない。

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