定義
カラオケで歌手名・曲名・番号を検索し、曲を予約・送信するタッチパネル式のリモコン端末。分厚い紙の「歌本(うたぼん)」とリモコン機能を一体化したもので、キー調整やテンポ変更、サビ送り、番号入力などもこれ一台で操作できる。スナックやキャバクラ、ラウンジでは選曲に使う必須アイテムで、お客が自分で操作するほか、キャストやスタッフがおすすめ曲を選曲・予約してカラオケタイムを盛り上げるのも接客の一環になる。
読み・由来
読み:でんもく
「電子目次本(でんしもくじぼん)」を略して「電目(でんもく)」→「デンモク」となった名称。第一興商が2002年に、業界初の目次本とリモコンを一体化した「電子目次本」として発売し、同年グッドデザイン賞を受賞した。通信カラオケの収録曲が20万曲超に膨れ上がり、紙の歌本から番号を探して打ち込む手間を解消するために開発された。元は第一興商(DAMブランド)の固有名詞だが、現在ではタッチパネル式リモコン全般を指す代名詞として定着している。
使い方(例)
「ママ、デンモク取って〜」(席のタッチパネルリモコンを取ってほしいとき) / キャストが「何か歌います?デンモク入れときますね」とお客の好みを聞いて選曲・予約する。スナックでは選曲後に「次どうぞ」と隣の常連へデンモクを回す「リモコンリレー」もある。
業態による違い
スナックは客同士・常連文化が強く、一台を席から席へ手渡しで回す「リモコンリレー」があり、選曲予約はスタッフに任せるのがマナーとされる。キャバクラ・ラウンジはキャストが客に付くため、キャストが客の代わりにデンモクを操作して選曲・キー調整し、場を盛り上げる接客ツールの色合いが濃い。なお機器自体はDAM(デンモク)かJOYSOUND(キョクナビ)かで正式名称は異なるが、現場では機種を問わず一律「デンモク」と呼ばれることが多い。
相場・注意点
「デンモク」は第一興商(DAMブランド)の登録商標で、厳密には他社端末をこう呼ぶことはできず、エクシングのJOYSOUNDでは同等品を「キョクナビ(曲ナビ)」と呼ぶ。ただし現場ではメーカーを問わずタッチパネル式リモコンの総称として使われる。デンモク自体は単なる選曲用リモコンだが、店舗でカラオケを導入する際、スタッフが客とデュエットする等の行為が風営法上の「接待」とみなされる場合がある点には留意したい。
関連用語
よくある質問
- デンモクとキョクナビは何が違うの?
- どちらもカラオケのタッチパネル式選曲リモコンですが、「デンモク」は第一興商のDAM、「キョクナビ」はエクシングのJOYSOUNDの名称です。本来は別物ですが、現場ではメーカーを問わず一律「デンモク」と呼ばれることが多いです。
- なぜ「デンモク」という名前なの?
- 「電子目次本(でんしもくじぼん)」を略した「電目(でんもく)」が由来です。第一興商が2002年に、紙の歌本とリモコンを一体化した端末として発売しました。
出典(5件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。