定義
水商売(キャバクラ・クラブ・ホスト等)の業界スラングで「シャンパン」を指す呼び方。グラスに注ぐとシュワシュワと発泡することに由来し、現場では正式名称の『シャンパン』と言わず『泡』と呼ぶことが多い。厳密にはシャンパン(フランス・シャンパーニュ地方産で製法規定を満たすもの)とスパークリングワインは別物だが、現場では両者をまとめて『泡』と呼ぶのが通例。
読み・由来
読み:あわ
シャンパン/スパークリングワインをグラスに注いだ際に立つ「泡(発泡)」の見た目に由来する略称・隠語。発泡性ワインそのものの特徴をそのまま呼び名にしたもの。レストランやバーでも「泡をください」でシャンパン・スパークリングワインを指す用法があり、それが夜の業界で定着・常用化したと見られる。
使い方(例)
「お客様に泡入れてもらった!(=シャンパンを注文してもらった)」/「この卓、泡もう一本いっちゃう?」
業態による違い
キャバクラ・クラブ・ラウンジ・ホストクラブなど夜の接客業全般で共通して使われる。とくにキャバクラ/ホストでは『泡を入れる(=シャンパンをオーダーする)』ことがキャストへの応援・好意の象徴とされ、シャンパンコール等の演出と結びつく。開栓すると炭酸が抜けて保存できない(キープ不可)ため『抜きもの』とも重なって呼ばれる。レストラン・バーなど一般飲食店でも『泡=シャンパン/スパークリング』の用法はあるが、こちらは演出やおねだり文脈を伴わない単なる略称。
相場・注意点
『泡』として注文されるシャンパンの店内価格は銘柄により幅が大きい。一般にキャバクラ等で出る『泡』は市販価格の数倍〜数十倍になるのが通例で、価格帯はおおむね「エントリー約2万円〜/ミドル約5万円〜/ハイ約10万円〜」の3区分で語られることが多い。注文前に価格を確認しておくと安心。
よくある質問
- 『泡』と『シャンパンコール』は同じ意味ですか?
- 別物です。『泡』はシャンパン/スパークリングワインという酒そのものを指すスラングで、『シャンパンコール』はその開栓時に行う盛り上げ・演出を指します。『泡を入れる』場面でコールが行われることが多いため連想されますが、語義としては『泡』は酒の呼び名です。
- 『泡』と『抜きもの』は何が違いますか?
- どちらもほぼ同じ対象(主にシャンパン)を指しますが、着眼点が違います。『泡』は発泡する見た目に由来する呼び名、『抜きもの』は開栓すると炭酸が抜けて飲みきり=キープ不可になる性質に由来する呼び名です。
出典(7件)・監修
監修:中込 洸(日富士貿易 代表/夜レジ統括)。業務用語は実機仕様、相場・スラングは複数の業界情報を突合し敵対的レビューで検証。最終更新:2026-06-19。